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IPO担当者必見!内部統制構築の奥義【第10回】JSOX対応による「年間の動き」

この連載では、IPOを目指すJ-SOX導入プロジェクトを担当される方々が、具体的にどのようなアクションをとればよいかを説明します。
IPOを目指す際に、最も苦労する作業といわれるJ-SOX導入。「J-SOX導入プロジェクト」を担当される実務家の方が「何をすれば良いのか」、「どのように進めれば良いのか」といった具体的なイメージを描けるよう、実際のゴールとなる「成果物」、「具体的なアクション」に焦点を当てて話を進めたいと思います。

はじめに

金融商品取引法に基づく、内部統制報告制度へ対応するための体制整備や評価作業はJSOX対応といわれます。今回はJSOX対応により「年間の動き」がどのようになるのかを簡単にまとめてみたいと思います。

内部統制の評価は誰が実施するのか

内部統制報告制度(JSOX対応)は、内部統制を整備し、運用する役割と責任を持つ経営者が、自分自身で内部統制を評価し、外部に報告する制度です。経営者は毎事業年度、内部統制の状況を評価し「内部統制報告書」を作成しなければなりません。

実務上は、内部監査室等、業務に関与しない独立したメンバーが評価作業を行います。内部監査室等のメンバーは、内部統制の整備状況評価、内部統制が適切に実務に適用されているかの運用評価、不備が検出された場合の改善対応や集計、最終報告のレポーティング等を担います。

評価作業は事業年度を通じて計画的かつ継続的に実施されるため、「どの時点」で「何をするか」について事前に年間計画を策定し、関係者へ共有、連携されます。

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