⑩ 知財・特許

幅広い知的創造活動の成果について、一定期間の独占権を与えるようにしたのが知的財産権です。そのうち、特許権、実用新案権、意匠権及び商標権の4つが「産業財産権」と呼ばれ、特許庁が管理しています。

「特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)」https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

この障壁に限り、参入による衝突は得策ではなく、できる限り「回避」するのがベターです。

⑪ 技術・ノウハウ

⑩の知的財産権や特許にまで昇華したものではないにせよ、突出した技術やノウハウは、新たな競合の参入を阻みます。
例えば、物流業界。意外と知られていませんが、モノを運び、届けることはノウハウの塊だったりします。トラックや配送に必要な機材、人員を用意しただけでは運用することはできません。特に、電子機器など振動や耐久性を要求される商品を運ぶには独特のノウハウを必要とします。
これ以外にも、多くの業界において、独自技術や特有のオペレーションが必要とされるものが多々あるため、新規参入の際、テストケースなどを通じて、事前に洗い出ししておくことは欠かせません。

参入障壁を超える2つの手段

ご紹介してきた参入障壁を超えるための方法は2つです。
1つは、障壁そのものを避ける。
もう1つは、ミニマムスタートによって障壁を乗り越えていく。

1つめは、これまでご紹介してきたようなさまざまなビジネスのアレンジスタイルによって、同一カテゴリーでありながら、その性質を異なるものにしてしまう方法です。
2つめは、まずオーソドックスなビジネスモデルで参入し、ある程度ノウハウをためつつ、障壁を超えたところで独自性を打ち出していく方法です。
例えば、システム開発業の場合、いきなり開発案件を取り込むのではなく、まずエンジニアの派遣などから業界へ参入し、のちに目指す位相に移るというイメージです。

前回から2回に渡って、参入障壁についてご紹介してきました。
新しいビジネスアイデアが思いついたら、ぜひ、実現性と合わせてチェックしてみてください。


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