●要件を満たさなかった申請事例
以下の事例が挙げられていますので、このような不備が多かったものと思われます。
①:売上高減少要件に必要な月別売上高が証明する書類が添付されていない。売上高減少として選択された年月とは異なる年月の書類が添付されている。
②:「認定経営革新等支援機関による確認書」 に記載された法人名等が申請者と異なる。認定経営革新等支援機関ではなく、申請者名で確認書が作成されている。
③:ミラサポplusからの「事業財務情報」が添付されていない。
④:添付された書類にパスワードがかかっている、ファイルが破損している。
申請要件を満たしていないと事業計画の審査もされないと思われますので、これらは申請にあたって念入りに確認したいポイントです。
●採択率について
採択率は全体の応募数の36.1%となりました。要件を満たした件数のうち41.7%となりますので、実質的には4割程度の事業者が採択されました。
通常枠だけで見ると採択率は約30%でしたので、通常枠の採択率は低かったと言えるでしょう。水準としては、ものづくり補助金で低い時の採択率に近いように思います。
それに比べて、緊急事態宣言特別枠の採択率が55.3%と高くなっています。緊急事態宣言特別枠は、不採択になった場合に通常枠で再審査されましたので、通常枠として採択された中にも緊急事態宣言特別枠で申請されたものが一定程度含まれていると考えられます。それを考慮すると、緊急事態宣言特別枠の実質的な採択率はもっと高かったと言えるでしょう。
緊急事態宣言特別枠は7月2日が申請期限だった第2回公募で終了予定とされておりました。しかし、第3回公募で緊急事態宣言特別枠もしくは新たな特別枠が設けられる可能性がないとは言い切れませんので、第3回以降の特別枠について注視いただきたいと思います。
今後の通常枠の採択率については、応募数にもよりますが、申請のポイントなどが分かってきた事業者や支援者が増えてきていますので、採択率は多少上がるがそれほど大きくは上がらない、というくらいになるのではないかと想定しています。



