次から次へと出てくるダイエットの情報。筆者も例に漏れず、さまざまなダイエットに挑戦して(失敗して)きたうちのひとりです。今回は、これまでのダイエット失敗経験を振り返り、何が悪かったかを分析してみようと思います。

ただし! この体験記は筆者個人の(超)主観的なものです。もちろんこれでうまくいった、という人もいると思いますので、あくまでも一個人の残念な失敗談として読んでいただければ幸いです。

社会人になってから激太り

新社会人として編集プロダクションに入社した筆者。もともとは、「痩せている」部類に入らないまでも「普通」の体型でした(多分)。しかし、社会人になると同時に始めた一人暮らしで一切自炊をせず、超不規則な生活リズムとストレスのせいで、笑えないレベルに太ってしまいました…。思い返したくないくらい太っていました。

動かないし動けないから食事でどうにかしたかった

会計人のみなさんも、デスクワークが中心のお仕事をされていますよね。筆者も基本はデスクワークだったので、仕事中にカロリーを消費するのはかなり難しい状態でした(コピーを取るときにコピー機まで走るくらいはしましたが笑)。

さらに夜が遅く土日も仕事、ということがザラだったため、時間がない。運動をしようと思っても、(そもそも運動嫌いだし)そんな時間がない。遊ぶ時間もない。だからこそ、食事だけでどうにかしようと思っていたフシがあります。

最初に試したのは、「タンパク質ダイエット」

最初に挑戦したのは、タンパク質のみを摂るというダイエット。しかも、摂っていいタンパク質の種類が限られています。大豆などの植物性タンパク質と、魚介類。脂肪分が高い肉類はNG。つまり、豆腐と納豆と魚しか食べられない生活です。

大豆にはタンパク質だけではなく、さまざまな体によい成分が含まれています。

・サポニン
抗酸化作用がある栄養素で、コレステロール値を下げてくれる働きがあるとされています。

・イソフラボン
女性ホルモンの働きを促進し、更年期障害や骨粗しょう症など、女性ならではの病気の予防に役立ちます。

・レシチン
細胞の新陳代謝を促す栄養素で、コレステロール値を下げたり、神経細胞を活性化させて自律神経を整えるなど多様な働きをします。

・食物繊維
便秘の解消に役立ったり、近年では糖尿病や肥満のリスクを下げるという研究結果も出ている期待の栄養素です。

…と、確かに栄養たっぷりで、カロリーは控えめ。ダイエットにはぴったりで、生活習慣病の予防にもなる魅力的な食材です。

魚介類にも良質なタンパク質が含まれており、カロリーは肉に比べたら低いですし、DHAやEPAなどの「不飽和脂肪酸」という体によい成分も含まれています。確かにこれもダイエットにはいいでしょうし、さまざまなダイエット本、生活習慣病の対策本でも取り上げられていますよね。