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人と人との繋がりを大切に、ご縁を紡いでいく【アップライト税理士法人/Up Light株式会社 井上武揚氏・松﨑純輝氏】

今回の実力派会計人は公認会計士・税理士 井上武揚氏、松﨑純輝氏。前職では先輩・後輩の関係だった2人は2019年に法人を設立し現在は3年目を迎える。勉強時代は真逆の環境にいた2人だが業務の考え方やお客様に対する思いは日頃から以心伝心だと語る。独立に至るまでや法人名に込められた想いなど、話を伺った。(取材・撮影:KaikeiZine編集部)

アップライト税理士法人 代表:井上武揚氏(左) 代表:松﨑純輝氏(右)

6回目にしてやっと受かった短答式。一方で勉強はスムーズだったが苦労した監査法人時代

会計士を目指されたきっかけを教えてください。

井上:大学2~3年生ぐらいの時に、周りで会計士試験の勉強をしているという話をよく聞くようになりました。通っていた大学が会計士を多く輩出している大学で、目指している方が多かったのです。それまで何となく生きていたので、生きているうちにこれはちゃんとやりましたということを何か1つ作りたいということもあって、難しい資格の取得を考えていたときでした。

たまたま母が地元で働いている総合事務所に公認会計士の方もいて、何となくのイメージは持てていましたが、頑張れば自分の力で稼ぐことができ、数字周りでいろいろな会社を見ることができて面白そう、そして最高峰の資格。この3つが合わさって、自分も勉強してみようかと思ったのがきっかけです。

松﨑:私は大学2年生の時、そろそろ就活のことを考えなければいけないというタイミングで、これからは手に職を持つことが大事かなと考えたのが発端です。

文系だったのですが、数学の問題を解くのが好きで得意でしたので会計士か税理士を目指そうと決めました。高校生くらいの時に、父親から会計士という仕事があるということを教えてもらったことがあって、それがなんとなく頭に残っていたこともあり、会計士を目指すことにしました。

その後勉強には苦労されましたか。

松﨑:勉強期間は3年半ぐらいで、短答式試験のマークシートがうまくできず合計6回受けました。論文式試験はなんとか1回で合格できたのですが、マークシートを6回受けているときのひたすら落ちる状況が精神的に辛かったです。私はTACに通っていたのですが、5回目を落ちたぐらいのときから人との交流もほとんど断って、半年ぐらい誰とも話さないくらいの勢いでひたすら勉強して、何とか合格することができました。

私の通っていた大学はそもそも会計に力を入れてなかったので就職活動を頑張っていた周囲からは少し浮いていた気もします。1人で図書館や予備校でTACの本を開いて勉強していました。

井上:私は予備校にはあまり通わなかったです。先に勉強を始めていた友人にテキストをもらったり、講座を少し受けたりはしていたのですが、元々長時間座って授業を受けるということが苦手で、中後半は特にほとんど自宅で勉強していました。また、2歳離れた弟が同じ大学で一緒に住んでいたのですが、弟も少し後ぐらいのタイミングで勉強を始めていて同じく自宅派だったので、孤独感はあまりなかったです。

それぞれ、会計士試験に合格されてから現在に至るまでのキャリアを教えてください。

井上:周りは勉強を始めるのが早かったのもあり、大抵私より早く合格していました。そこで早く追いつくためにも厳しい環境に身を置こうと思いました。大手監査法人ではなく、中小の監査法人の方が早く全体観を見ることができそうだと考え、いくつか内定をもらった中で、より厳しいとの噂があった、1社目となる監査法人に入所しました。

でも、私の人生で一番苦労をしたと言えるくらい、監査法人時代は仕事面で体力・精神ともに大変でした。

私が未熟だったのももちろんありますが、仕事に対するこだわりやプロ意識、思いが本当にストイックでついていくのに本当に必死でした。ただ、今となっては当時の経験が至る所に生きていると感じます。

松﨑:会計士試験を合格したら、大体はBIG4監査法人に就職しています。私もBIG4の説明会には全て参加しました。みんなが行くところに行っても、将来差別化ができないのではないかと考え、前職である税理士法人へ入所しました。前職は、監査側ではなく、クライアントである会社と一緒に進んでいきますと謳っていました。僕は、そちらの方が、きっと将来的に役に立つのだろうと思ったのです。

会計と税務は切り離すことができず、常に表裏一体の関係です。それなら最初から税務も経験したいと考えていました。ですから、監査法人ではなくて、最初から会計コンサルティング、税務に携われる道に進みました。今はこの判断をしてよかったと思っています。監査的な目線としては井上さんがいてくれるので、カバーしてもらえて僕的にはとても助かっているところです。

井上武揚氏

念願の独立。しかし待ち構えていた新型コロナウイルスの流行

独立されて3年目になりますが、やりがいを感じたことやうまくいかなかったことなどありましたか。

井上:2019年8月に独立し、地域問わずいろいろなところを飛び回りたい矢先に新型コロナウイルスが流行しました。本当に想定外の出来事でしたね。異業種交流会や、大学のOB会などに積極的に参加しようと張り切っていたのですが、中止になってしまったり、お客様にも会いに行きづらくなったり、精神的に辛い部分は確かにありました。ただ、幸いなことに、人づてで徐々に仕事をご紹介いただき、カバーすることができました。

松﨑:どちらかと言うと自分たちで積極的に営業するような案件は、まだほとんどないです。同業者からのご紹介や昔のご縁です。ですので信頼いただき、そしてまた次に紹介してもらえるように頑張っています。

貴事務所の理念や特徴を教えてください。

井上:この業界では知識がある程度あるのは当たり前だと思うのです。それがとがった知識なのか、守備範囲が広いものなのか。となると、私どもは会計だけ、税務だけ、コンサルだけなどではなく総合的な便利屋さんのような、例えば数字周りでこんなことをお願いしたいとなったときに、守備範囲が広く、高い品質でお届けできる、総合力の高い会社というのがコンセプトの1つです。

それと、人間関係です。いろいろなことが掛け合って出会った方々と一緒に仕事をさせて頂く上で、せっかくなら楽しくやりたいという気持ちを強く持っています。経営理念という言い方が合っているかどうかは分からないですが、人と人とのつながりを大事にするとホームページにも書いて、そのようなマインドで日々業務を行っています。この業界は、割とドライな人はドライだと思いますが、いい意味で私たちのこの緩い感じが伝わってほしいですね。

松﨑:そうですね。業界的にちょっと固いイメージがあると思うので、柔らかく接しやすいようなイメージを持ってもらえるようにしています。

井上:今はコロナで難しいですが、普段は飲み会に行ったり、ゴルフや釣りに行ったりという遊びもするけれど、仕事をやらせたらちゃんとやるというメリハリを大事にしています。仕事においてもプライベートにおいてもそういうお付き合いが理想です。話しかけやすくいい意味でフランクな関係性を築きたいといつも思っています。

松﨑純輝氏

アップライト(Up Light)税理士法人。その名に込められた思い

名前の由来を教えてください。

井上:いろいろ考えたときに、上昇志向っぽいワードや、明るい前向きなワードを入れたいと話していました。それに加え何かの法則で6文字以内がいいと聞き、2人で考えました。そこで、上昇志向を意味づける“Up”と明るさを表現する“Light”。

そしてそれぞれの名前を一文字ずつ合わすことができたらとなり、僕だったら井上の上(Up)。

松﨑:私は下の名前が純輝なので Lightは輝と合わせました。税理士法人はカタカナですが、株式会社の方はローマ字表記にしています。

さりげなくお二人の名前が入っていたのですね。とても素敵です。

今後の展望について教えてください。

井上:私ども2人で世の中に及ぼすことができる影響はもちろん小さいですが、もう少しそれを大きくするため、会社を大きくしていきたいという気持ちもあります。ただ、すごく規模を大きくしたいというのはあまりないです。仕事の質が落ちてしまうなど、どうしても目が届かなくなっていくからです。なので、まずは10人、20人くらいの規模の事務所にできたらと思っています。

そろそろ次のステップに進むタイミングだとは思っています。具体的な計画は今まさに考えているところですが、遅からずそういうタイミングも来ると思っています。

井上武揚氏(左) 松﨑純輝氏(右)

最後に

KaikeiZine読者の方にメッセージをお願いいたします。

井上:勉強を始めようと思う気持ちがある人であれば、絶対に受かるだけの力を潜在的に持っていると思うので、一生懸命頑張ってほしいです。

松﨑:勉強する上で重要なところをちゃんと覚えて、マイナーな論点は正直気にしないぐらいでという、勉強の色分けが大事だと思います。私は一次試験を何回も受けた最後の方でようやく気が付きました。それまでは全てちゃんと覚えようとしていました。そうしたら、その後の短答式試験と論文式試験は通過することができました。今勉強していて、合格までに時間がかかってしまっている人がいるのであれば、勉強の優先順位、色分けができているのか、振り返ってもいいのではないかと思います。

具体的には、細かい論点まで暗記をするのではなく、TACや大原の模試を受けている人は大勢いますので本番の試験で模試に出てこなかった問題であれば、基本皆が分からないと思って焦らずに後回しにしてしまえばいいと思うのです。解ける問題から埋めていけば、論文式試験は特に合格の可能性が高くなるのではないかと思います。受験期間はなるべく短く、効率的に行い、早くこの業界に来て一緒に頑張りましょう。

 

【編集後記】

文中にもある通り、終始柔らかい雰囲気でお話下さったお2人。話しやすい雰囲気が全面に出ており、和やかな雰囲気での取材となりました。近いうちにもしかしたら(?)メンバーを増やしたりなど、さらに大きくなっていくアップライト税理士法人の今後がとても楽しみです。井上様、松﨑様、ありがとうございました!

アップライト税理士法人/Up Light株式会社

●創業

2019年8月5日

●所在地(東京本社)
東京都千代田区神田鍛冶町3丁目7番21号3階

●理念
人と人の繋がりを大切にする

●企業URL
https://uplight-tax.com/

 


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著者: KaikeiZine編集部

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