3.頭の中だけで考える
ビジネスアイデアは、最終的に顧客や投資家にその内容を伝え、理解してもらう必要があります。
自分の頭の中ではどれだけいいアイデアだと思えていても、「言葉」や「図」で具体的に表現し、第三者に伝わらなければ何も進みません。
いいアイデアだ!と思ったらぜひ、
① 言葉で書き出す(イメージを言語化する)
② 図解化する(要約する)
③ 一言にまとめる(コンセプト化する)
の手順を追ってみてください。
特に一言で言えない=コンセプト化できないアイデアはもう少し再考が必要です。
4.いいアイデアを出そうとする
これもよくやってしまうパターンです。
アイデアを考える=とにかくいいアイデアを、と思ってしまいがちです。
皮肉なもので、いいアイデアでなければ、画期的なものでなければと思えば思うほど、ますますアイデアが出にくくなります。
いいアイデアが一発で生まれることはほとんどありません。
そのテーマについて、少なくとも100個以上、できれば300個は書き出さないと、これだ!というものを引き出すことはないでしょう。
(思案中のものは)誰かに見せるものではありません。
思いつき、デタラメ、アバウト全部OKなのです。
発想する段階ではどれほどくだらない内容であってもいいのです。
どんどん書き出してみる。とにかく思いつくまま書いてみる。するとそのうち、本当にこれを自分で思いついたのか、と思えるようなアイデアに必ず行きつく瞬間が訪れます。
ぜひ、躊躇することなく、思いつくままどんどん書き出してみてください。
5.ネガティブな思い込み
いいアイデアを生み出すことを阻害する最大の敵かもしれません。
自分には発想力がない。
いいアイデアを生みだすセンスなんか持ち合わせていない。
こうした思い込みは、社会心理学でいう「確証バイアス」と呼ばれる脳のクセの1つです。
その先に待っているのが「予言の自己成就」と呼ばれるもの。
そんなセンスはない、と思っていれば当然そのとおりになってしまうのです。
「事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである」
ニーチェの言葉どおり、世界は人間自身を含めて、「人間の解釈」で成立しています。
事実は、前提条件があってはじめて成立しています。つまり、それ自体で事実だと言い切れる事柄はこの世にはないのです。
つまり、あなたにセンスがあるのかどうか、いいアイデアが出るのかどうかはあなたがそう解釈するかどうか次第なのです。
ぜひ、自分なら楽勝だ。とんでもないアイデアを思いつくことができる。そう思ってアイデア出しに取り組んでみてください。
想像を超えた、驚くようなアイデアに辿り着くかもしれません。
個別転職相談(無料)のご予約はこちらから
最新記事はKaikeiZine公式SNSで随時お知らせします。
◆KaikeiZineメルマガのご購読(無料)はこちらから!
おすすめ記事やセミナー情報などお届けします
【メルマガを購読する】