5.監査法人アヴァンティア

(1)基本情報

*「業務及び財産の状況に関する説明書類」による。以下同じ。

(2)沿革

2008年5月16日に設立され、その後、合併、名称変更等はありません。

(3)売上

2020年6月期の業務収入は8億87百万円となり、前期の8億33百万円と比べて54百万円の増収(+6.6%)となっています。

うち、監査業務は8億48百万円となり、前期7億82百万円に対して66百万円の増収(+8.5%)となっています。また非監査業務は39百万円となり、前期51百万円に対して11百万円の減収(△22.5%)となっています。

なお、業務収入に占める監査業務の割合は96%となっており(前期は94%)、中小監査事務所の平均値である85~90%(*1)に比べると高めと言えます。

(4)クライアント

① 監査クライアント数

* 「業務及び財産の状況に関する説明書類(第13期)」より引用

② 非監査クライアント数

* 「業務及び財産の状況に関する説明書類(第13期)」より引用

(5)コメント

監査法人アヴァンティアは2008年に設立された比較的新しい監査法人であり、設立以後、合併や名称変更等はありません。事務所は東京のみであり、他に従たる事務所はありません。また国際会計事務所との提携もありません。

2020年6月期の業務収入は8億87百万円であり、中小監査事務所の中で上位に位置しています。監査クライアントとしては総合免税店・家電量販店であるラオックス、オンラインゲームやITサービスを扱うアエリアなどを抱え、2021年には株式会社さいか屋、小倉クラッチ株式会社を新規監査クライアントとして獲得しています。設立から10年程度しか経過していないことを考えると急成長中の監査法人と言えます。

こちらも監査に関連して、過去2018年に金融庁より業務改善命令を受けていますが(*5)、その後は特段の行政処分は受けていません。

なお直近の株式公開企業に対する監査契約の状況について、2019年及び2020年いずれも新規上場企業は担当していないようです。