グロース市場
あらためて、新規上場を目指す企業が目標としやすいグロース市場を見てみましょう。


上場後10年を経過したマザーズ上場会社には、本則市場(市場第二部)と同水準の上場廃止基準が適用されます。
今回の市場再編により、上場している企業は、より高い成長が求められます。成長自体への説明の必要性においても基準が高くなっており、成長の安定性を示すことが求められています。新しく上場を狙う企業にとって、新規上場のハードルが上がっていると言えるでしょう。
高い成長を要する企業の戦略について
高い成長にコミットしなければならない企業としては、グローバル化やM&Aといったことが経営戦略の重要な要素となります。
日本の生産人口は目に見えて減少してきており、すなわち市場規模が小さくなる一方です。安定した高い収益性を狙わないといけなくなるのであれば、国内だけでなく、国外をターゲットとして稼げるように、グローバル化が必要となってくるでしょう。
もしくは、あくまで国内での売上を目指していくのであれば、安定した高い収益性を急成長させる必要があるので、M&Aといった時間を買うような経営戦略もより重要となってくるでしょう。
対して、機関投資家向けのプロ市場として、東京プロマーケットという市場における上場という門戸も東京証券取引所は設けています。これまでの上場概念にとらわれず、長期的なスパンでの考慮や、とりたい経営戦略の自由度などメリット・デメリットを具体的に捉えた上場をするのか、しないのか、するにしてもどこにどのようにするのか、より深い検討することが求められるようになるでしょう。
さらに、現場への影響や落とし込みも増えざるをえないでしょう。これまでIPOの従業員教育については、上場志向の雰囲気に頼ったりしがちであり、理解について不足しがちでしたが、より説明の深さや対応力が求められるようになるでしょう。
市場の再編によって生じる影響を軽く考えるべきではなく、きめ細かなIPO戦略を再検討すべき機会かもしれませんね。
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