発想するとき、ぜひとも意識しておきたいのが世の流れです。
自分勝手なビジネスが成功することは決してありません。
第43回【儲けのしくみ】ビジネスモデル構築の極意は、「時流を読む」です。

日本では新型コロナウィルス感染症拡大から、徐々に以前の日常を取り戻しつつあります(もちろん、まだまだ油断は禁物ですが)。

こうした背景の中、わたしたちの「気分」は大きく変化しています。

約1年半続いた緊急事態宣言やそれに近い状態の中で萎縮した気持ちは、今、開放感へと向かいつつあります。(箱根や熱海の旅館などは平日ですら予約で満杯状態)

タイトルにある時流とは、経済活動や事件などによって影響され、揺れ動きながら形成される私たちの気分とそのベクトルを意味しています。

詳細に述べるまでもなく、この時流を読んでおくことこそ、新しいビジネスの方向性や性質を決める上で、絶対に欠かすことのできないものです。

時流を読む5つの切り口

では、どうすればその時流なるもの、世の中を覆う空気なるものを押さえることができるのか。

もっともわかりやすい例としては、時期的なものが挙げられます。

今なら、クリスマスや年末年始がそれです。

ただ、昔と比べると(特にスマートフォンが登場する前)、それらが持っていた「高揚感」などはすっかり弱くなり、いつもの休日と変わらない様子になりつつあります。

時期的な、つまり本来であれば底堅いはずのものですら、変化していく可能性を秘めているわけです。

では、続けて時流を押さえておくポイントを5つご紹介しましょう。

1.SNS

SNSは、時流を知る筆頭と言えるでしょう。

発信することが重要視されますが、使いかたとしてはそれだけではありません。

Twitterやインスタ、そしてYouTube。

細かく調べる必要はありません。俯瞰して、トレンドやおススメにあがる言葉の共通点を探してみましょう。

例えば、最近であれば「不安」という気分が全体を強く覆っています。

もちろん、不安というキーワード自体がそのまま書かれていたり、ツイートされていたりするわけではありません。人の行動や言動、〇〇を買った、〇〇へ行った、などそのアクションから読み取る必要があります。

2.新製品・新サービス・新名所

最近であれば、渋谷一体の再開発が目玉でしょう。

場所だけではありません。そこに登場する新しい商品やサービスにも目を向けてみてください。

特に、商品やサービスは、さきほどのSNSに連動して社会に大きな影響を与えます。

何が売れているのか。商品そのものを見るだけではなく、そのとき合わせて、

 ・なぜ、それが売れているのか?

という問いを立てることがおススメです。

そこからSNSと同様に、その背後に隠れた人の感情や気持ちの揺れ動きを感じることができます。