3.差異

ターゲットにした条件をさまざまなものに置き換えてみる。
置換の次は、それが顧客から見たとき明らかに違うものになっているかの確認です。

例えば、リフレクソロジー。
よく見かける英国式とタイ式。消費者目線で見たとき、「たぶん、違うものだろうな」と想像できます。この他にも同カテゴリーには足ツボやヘッドスパなどもありますが、いずれも利用者から見ると別物になっています。

異なるものと認識してもらえるかどうかは、その「イメージの違い」が明確かどうかにかかっています。

さきほど上げた、コーヒーとプロテイン。
それぞれだれでも想像できます。そして、比較する人はほとんどいません。そのイメージから比較対象にはなりえないからです。
同様にマンションと一戸建て。
もちろん、どちらも同じ「住まい」ですが、マンションに住む人は「マンション」というくくりで検討をします。一戸建てと混在で考える人はまずいないでしょう。

4.先行者

置換によるアイデアが明らかにターゲットと異なるものと確認できたら、最後は「先行者」の有無です。

残念ながら、ターゲットとの差異を明確にしてもその先には必ずといって先行者がいます。
今やそうした競合がいないビジネスはほとんどないという前提に立っていて差し支えありません。むしろ、競合や先行者がいることで、次のようなことが予め把握することができます。

① ビジネスとしての可能性
② ビジネスの規模
③ 実現や運営方法

① は先行者の存在自体がそれを意味しています。
よく言われることですが、先行者がいない、つまり市場そのものがないのはまったく新しい可能性を見つけ出したか、もしくは需要がないかのいずれかです。
残念ながら、前者である可能性は高くありません。先行者がいないことはあまり喜べることではないのです。

② と③はビジネスモデルに関わることです。
先行者を観察することで、そのビジネスがどれほどのスケールになるのか。利益はどのくらいまで獲得できそうなのか。
さらに、可能であればここまでの変遷が確認できるとベストです。
どういう経済環境下でどういう状況にあったのか。どういう外部要因の影響を受けるのか、などです。自社が参入するにあたっての良い予備知識となりえます。

 

以上、模倣についてご紹介しました。
当たっているビジネスを見かけたら、どこを変えたら新しいビジネスを生み出せそうか。その仕組みや特徴をマネできないか、ぜひ試してみてください。


最新記事はKaikeiZine公式SNSで随時お知らせします。


KaikeiZineは会計プロフェッショナルの活躍を応援するキャリアマガジンです。インタビューや取材を通じての情報発信をご希望の方はお問合せください。
取材・掲載は無料です。
お問合せはこちら