就活生・転職希望者必見!専門的知識を活かして責任ある仕事ができるM&Aコンサルティングの仕事内容から、年収、就職のポイントまで、あらゆる視点で解説します。
年収が高く、責任のある仕事もできることから、近年コンサルティング会社を志望する学生が増えています。
そんな学生の就職先としておすすめしたいのが、企業のM&Aの相談や譲渡をサポートする「M&Aコンサルティング会社」です。
M&Aコンサルティングは、広告運用やマーケティング知識が身についたり、アドバイザリーやコンサルティングの立場で様々な経営者と知り合えたりします。
仕事で自らの経験やキャリアを積み上げたい学生にとっては、うってつけの仕事と言えるでしょう。
今回は、そんなM&Aコンサルティング会社はどんな特長があるのかを、業務内容や転職方法、労働環境といった様々な視点から解説していきます。
コンサルティングの仕事に興味があるなら、ぜひ参考にしてみてください。
M&Aコンサルティング会社とは?
M&Aコンサルティング会社とは、業界別に専門家チームを作り、企業がM&Aを行う際の相談に乗ったり、M&Aの契約を代行したりする会社のことです。
M&Aを成立させられると、「店舗を3倍に拡張できた」、「後継者のいない中小企業を存続させることができた」といった喜びの声を聞くことができ、達成感を味わえます。
いろいろな業界の人と関われますし、やりがいのある仕事と言えるでしょう。
ここからは、M&Aコンサルティング会社の仕事をいろいろな側面から解説していきます。
M&Aコンサルティングの仕事について
M&Aコンサルティング会社は、単純な企業の仲介やサポートだけを行う訳ではありません。
会社の売却前の戦略支援や、税金に関するサポートなど、その仕事は多岐に渡ることから、様々な専門的知識やコネクションが必要です。
つまり、税金や経営戦略など高度な専門的知識を持っていれば、その強みを存分に活かすことができる仕事なのです。
M&Aアドバイザー(M&Aコンサルタント)の年収について
M&Aコンサルティングを行う人を、M&Aアドバイザー、またはM&Aコンサルタントと呼びます。
M&Aアドバイザーの年収は会社の規模によってかなりの幅があります。
一流のM&Aコンサルティング会社に就職できれば、年収は2,000万円近くになりますが、中小規模の会社では約600万円程度と、勤める会社の規模によって大きく差が出ます。
ちなみに、M&Aアドバイザーの給料にはインセンティブや業務連動賞与がついてくることもあるので、その場合は実際の固定給はもう少し安くなる傾向があります。
M&Aアドバイザーの労働環境について
M&Aアドバイザーの労働環境に関して、激務で残業が多いというイメージを持っている人は多いと思います。
企業間取引を任せられる重大な仕事なので、決して楽と言えないのは事実ですが、一律に全員が決まった時間に働かないフレックス制を採用している会社も多く、比較的裁量をもって働ける業界です。
ただ、出張は多い傾向にあるので、体力がある程度無いと厳しい業界ともいえるかもしれません。
M&Aコンサルティングの業務の流れ
M&Aコンサルティングの業務の基本的な流れは、M&Aのプロセスの中で起こる不安や疑問を解消するサポートをすることです。
達成したい目標を考えたり、企業を買収するための具体的な戦略の作成を練ったりすることから始まり、買収候補の選定や企業同士の協議を行う際のサポートを行うなど、企業の買収を最後までサポートします。
その他にも企業の資産価値を算出したり、売り手企業の資産価値がどのくらいなのかを適切に評価したりなど、幅広い専門的知識を利用してM&A業務を成功に導きますさせることが大切です。
また、M&Aが成立した後の従業員の人事手続きなども行うので、企業買収後も継続的なサポートをする必要が生じる場合があります。
M&Aアドバイザーの資格とスキル
M&Aアドバイザーに必要なのは、資格であれば公認会計士、スキルでいえば企業分析や財務分析など、ある程度の金融や税務に関する知識は必要となります。
企業との交渉が多い仕事ですので、コミニュケーション能力や論理的思考能力も必要です。
また、融資や会計に関する知識を使うことも多いので、金融機関で働いている人や会計士資格を持つ人は、M&Aアドバイザーへの転職に有利です。
M&Aコンサルティング会社の評判・口コミ
M&Aコンサルティング会社の口コミを調査したところ、ネガティブなものは少なく、ほとんどが前向きな評価であることがわかりました。
強い使命感を持った人や、学ぶことを怠らない人にとっては特におすすめの仕事で、残業に関する不満も少ないようです。
企業同士の取引を任せられるという意味で、責任感の重い仕事ではありますが、そのやりがいの大きさから仕事への満足度は高いようです。
M&Aコンサルティング会社への転職を成功させるポイント
現在すでに社会人として働いていながら、M&Aアドバイザーを目指しているという方も多いでしょう。
では、M&Aコンサルティング会社への転職を成功させるポイントとは、一体何でしょうか?
まず、コンサルティングの経験が無くても転職は可能です。
M&Aコンサルティングの仕事で重要なのは、提案力や交渉力、会計や税務のスキルです。
これらが必要とされる金融、保険会社、商社の仕事の経験を持っている人は、有利と言っていいでしょう。
そうした経験を、面接や書類でいかにアピールできるかが転職成功の決め手となります。
M&Aコンサルタント会社の選び方のコツ
最後に、コンサルタントを依頼をするクライアントの立場から見たM&Aコンサルタントの選び方のコツについて、解説します。
クライアントに選ばれるM&Aコンサルタントとは?という話でもあるので、M&Aコンサルティングへの就職や転職を考えている方にも参考になると思います。
M&Aを行うにあたり、コンサルタントを探そうと思っても、何から始めて良いのかわからないという人は多いのではないでしょうか?
実際、M&Aを事業とする会社は大手のほかにも中小規模でたくさん存在していて、中には悪徳な業者もいるので、注意が必要です。
実際にM&Aコンサルタント会社を選ぶ際は、一社だけを見て決定するのではなくて、必ず2〜3社を比較して決めることをおすすめします。
HPを見て、わかりやすい発信をしているか、所属するM&Aアドバイザーに自分達の求めている知識を持つ人がいるかなど、あらゆる角度で会社を分析してみましょう。
まとめ
今回は、業務内容や転職方法など、M&Aコンサルティングをあらゆる視点から解説しました。
何かしらの専門的知識を持っていて、それを活かして責任感のある仕事をしてみたいという志の高い人にとっては、M&Aコンサルティングは最適の仕事です。
大変なこともありますが、仕事を上手くやり遂げた時の充実感は素晴らしいものがあるはずです。
この機会に、ぜひM&Aコンサルティングに興味を持ってもらえたら幸いです。
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