公認会計士とはどんな職業なのでしょうか?「会計監査のプロフェッショナル」といわれる公認会計士について、資格の難易度、仕事の内容や魅力、年収などを解説します。

本記事では、公認会計士とはどのような職業なのかを解説します。

公認会計士の活躍の場や仕事内容、魅力を紹介するので、公認会計士が何なのかわからないという方におすすめです。

公認会計士は弁護士、医師と並ぶ3大国家資格の1つでもあります。

また企業にとって会計は切っても切れない存在なので、おのずと会計の最高峰である公認会計士の需要は高いのです。

公認会計士とは?

公認会計士とは、ひとことで言うと「会計監査のプロフェッショナル」です。

その業務は、公認会計士の資格を持っていないと行うことができない独占業務になります。

会計士の主な独占業務である監査業務では、企業の財務諸表が適正に作成されているかのチェックなどを行い、問題がなければ対外的に意思表明をします。

その財務諸表を見て、銀行や投資家は企業に投資するかどうかを判断することになります。

資格試験から見る公認会計士

公認会計士試験の合格率は、約10%です。

令和3年度の公認会計士試験を例に出すと、受験者のボリューム層は20代で、受験者全体の約67%を占めています。

また合格者の学歴を見ると、全体の約48%が大卒か大学院修了、約45%が現役の大学生か院生です。

(参照:公認会計士・監査審査会HP 令和3年度公認会計士試験 合格者調)

公認会計士の活躍の場

  • 監査法人

公認会計士の独占業務である監査を行うための事務所を、「監査法人」といいます。

その監査法人で働く公認会計士は、主に監査が義務づけられている上場企業や、上場準備中の企業の監査業務を行います。

  • 大企業の経理・財務

監査法人・会計事務所・税理士法人ではなく、一般企業や行政機関に所属し、その経理部門・財務部門・経営企画部門などで活動している公認会計士を、「組織内会計士」といいます。

組織内会計士は、企業の資金を調達したり、事業戦略を考えたり、過去の経営数値を分析して経営者に有用な情報を提供したりと、専門知識を活用しながら事業を推進します。

  • 経営コンサルタント

経営コンサルティングなどのコンサルティング業務は、公認会計士が活躍しやすい分野です。

コンサルティングの目的はクライアントの課題解決なので、おのずと業務の守備範囲は幅広くなります。

創造的な業務でもあるので、専門的な知識も幅広く必要で、やりがいのある仕事です。

公認会計士の仕事内容とは?

公認会計士の仕事は、主に監査・税務・コンサルティングの3つに分けられます。

その3つの仕事内容をそれぞれ紹介します。

1. 監査

公認会計士の仕事としてもっとも多いのが、監査業務です。

公認会計士試験も監査に関する内容が多く、公認会計士は監査の知識を網羅しているものです。

また前述したように、監査は公認会計士のみが行うことができる独占業務でもあります。

監査の仕事は、企業の財務情報の信頼性を担保することです。

株式市場に上場している企業は、経営状況を投資家に伝えるために、財務諸表の公開が義務づけられています。

公認会計士は、独立した第三者として財務諸表を確認し、投資家たちに正しい情報を提供することで、担当の企業に信頼性や将来性があるかを判断できるようにします。

2. 税務

公認会計士は、税理士登録することで税理士としても働くことができます。

税理士は、税金のプロフェッショナルとして法人や個人事業主の事業に関する税金の申告や、納税の手助けをします。

また以下のように、税理士にしかできない独占業務が3つあります。

  • 税務の代理

税務とは、税務署に税金を申告して納付すること、また税務署から調査や処分を受けたときに主張や陳述することも含まれます。

そうした納税者本人がやるべき税務を代理・代行できるのは、税理士のみです。

  • 税務書類の作成

税務書類とは、税務署に税金を申告するときに作成する書類です。

確定申告の場合は、確定申告書が税務書類に当てはまります。

税務書類を納税者に代わって作成できるのも、税理士のみです。

  • 税務相談

納税者からの税務についての相談に応じられるのも、税理士のみです。

相談とは、具体的には納税額の計算方法や納税のための手続き方法、節税効果の算出、税務署への主張や陳述の方法などに関してです。

インターネット上で税務に関する質問に答えられるのも税理士のみで、税理士でない方が答えると、税理士法違反になってしまいます。

3. コンサルティング

前述したように、公認会計士の専門知識を活かして、経営コンサルティングとしても活動できます。

経営コンサルタントの仕事はクライアントの課題解決なので、企業の財務情報などから経営課題をあぶり出し、どう施策を打っていくのかという戦略を立てます。

その戦略がクライアント企業の成功に直結するので、責任も大きいですが、やはりやりがいのある仕事です。

公認会計士の魅力とは?

公認会計士の魅力とはどのようなものでしょうか。2つ紹介します。

1. 国民経済の発展に寄与できる

繰り返しになりますが、公認会計士の主な仕事は監査業務です。

公認会計士の独占業務である監査により、企業の財務諸表の透明性が担保され、銀行や投資家は、その財務諸表を見て投資の判断をするのも前述の通りです。

公認会計士法の第一章・総則の第一条には、公認会計士の使命として、「公認会計士は、監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もつて国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする」とあります。

適正な監査で企業が投資を受け、それにより企業が大きく発展することにより、結果的に経済の発展に寄与しているということです。

2. 高収入である

公認会計士は、1年目の年収が500万円~600万円、最終的には年収2000万円~3000万円を目指せるといわれています。

少し古いデータですが、2000年の国税庁の調べによると、日本の平均年収が約460万円なので、公認会計士の年収はそれよりも高いことがわかります。

世の中お金がすべてではありませんが、高収入であることが公認会計士の魅力なのは間違いありません。

まとめ

本記事では、公認会計士がどのような職業なのかについて解説しました。

公認会計士は、「会計監査のプロフェッショナル」です。

また公認会計士の仕事は、監査・税務・コンサルティングに分けられます。

その中で、監査業務は公認会計士の独占業務で、その監査により最終的に国の経済発展に寄与できます。

本記事で、公認会計士について理解が深まれば幸いです。


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