固定資産税をお得に支払う方法をご存じですか?お得なのは、キャッシュレス決済を利用しての納付です。納付すべき固定資産税額は変わらないものの、ポイントが貯まるなどの特典があります。それらについて詳しく解説します。
この記事の目次
- 固定資産税とは?納付時期と基本的な分割納付方法について まとめて払うのも分割払いも総額は同じ
- 納付時期はいつ?
- 年4回の分割納付方法がキホン?
- 固定資産税は現金納付よりもキャッシュレス決済がお得ってホント?
- 現金納付の方法とメリット
- キャッシュレス決済の方法とメリット
- 固定資産税の6つのキャッシュレス決済方法
- 1. PayPay
- 2. LINE Pay
- 3. au PAY
- 4. d払い
- 5. 電子マネー払い
- 6. クレジットカード払い
- 固定資産税のキャッシュレス決済におけるデメリット
- 手数料がかかる上にポイント還元されない
- クレジットカードの利用はオンラインのみ
- 口座振替と併用できず、取り消しができない
- 対応していない自治体がある
- まとめ
固定資産税とは?納付時期と基本的な分割納付方法について まとめて払うのも分割払いも総額は同じ
まずは、固定資産税を支払う際の基本として、納付時期と納付方法について解説していきます。
納付時期はいつ?
固定資産税の納付時期は、納税通知書が送付されたあとです。
そもそも、固定資産税は1月1日の賦課期日現在の固定資産(土地・家屋・償却資産)の所有者を納税義務者とする税金のことを言います。
固定資産税は、毎年、4月上旬〜6月下旬頃に納税通知書が各自治体から送付されてきます。
この納税通知書には、第1から4期の各納期限ごとの納付書と一括払いができる納付書が同封されています。
各納期ごとの納付書の締切については、自治体によって異なりますが、例えば東京都は以下の通りです。
- 第1期: 6月末日
- 第2期: 9月末日
- 第3期: 12月末日
- 第4期: 翌年2月末日
年4回の分割納付方法がキホン?
上記のように、固定資産税の支払いは、一般に第1期から第4期の格納期限ごとに支払います。
一括で支払うことも可能ですが、その場合も分割で払う場合と納める固定資産税の総額は変わりません。
したがって、現在では固定資産税の納付は各納期ごとに年4回支払うのが普通になっています。
固定資産税は現金納付よりもキャッシュレス決済がお得ってホント?
固定資産税は、従来であれば各自治体の窓口、金融機関などの窓口で現金で支払うのが主流でした。
しかし、近年では各自治体が力をいれて推進しているということもあり、キャッシュレス決済が普及してきています。
ここでは、固定資産税を現金で納付するメリットとキャッシュレス決済で納付するメリットについて簡単に解説していきます。
現金納付の方法とメリット
固定資産税を現金で納付するメリットは、事前の手間が全くかからないということです。
口座振替を利用して固定資産税を支払う場合、事前に口座振替の申請を行う必要があります。
現金払いであれば、特に事前の手続きをする必要はなく、4月〜6月頃に送付されてくる固定資産税の納付書を持参するだけで、手数料もかからず固定資産税を支払うことが可能です。
また、 現金払いであれば、その場ですぐに固定資産税を支払った証明となる領収証書を発行してもらうことができ、納税証明書をすぐに取得することができます。
一般に、キャッシュレス決済を利用すると、固定資産税が支払われたかどうかを自治体が把握するまでにタイムラグが有るため、それまでは納税証明書が発行できませんし領収書も発行されません。
キャッシュレス決済の方法とメリット
固定資産税をキャッシュレス決済を利用して支払う最大のメリットは、金融機関、コンビニエンスストア、自治体などの窓口に出向いて現金で支払いをせずに済むということです。
固定資産税を口座振替で支払う場合にも、事前に手続きが必要となるため手間がかかります。
キャッシュレス決済であれば、自宅にいながらいつでも24時間固定資産税を納付することが可能です。