2023年の日商簿記試験の日程が気になる方のために解説します。2023年の11月試験の申込み開始は2023年10月初旬頃からで、試験日は2023年11月19日(日)です。本記事では受験の流れについても紹介していきます。

この記事の目次

簿記試験が開始された背景

簿記は、企業の経営活動を正確に記録し、整理・計算して、企業の業績と財政状態を把握するスキルです。

このスキルを評価するためのテストが、日商簿記検定試験です。

簿記は、企業の活動を適切に把握し、経営管理能力を向上させるために必要な知識です。

特に、日商簿記で採用されている「複式簿記」は、多くの複雑な取引をシンプルな要素に分類し、全体の経営情報を提供するのに適しています。

簿記のスキルは、経理や財務の専門家だけでなく、あらゆる職種や企業で必要とされるビジネススキルです。

そのため、日商簿記検定は非常にポピュラーな簿記試験であり、多くの人が受験しています。

受験資格はあるか

日商簿記検定には受験資格が不要です。

つまり、学歴や年齢に関係なく、誰でも受験することができます。

2023年度日商簿記の試験日程

日商簿記試験に合格するためには、まず受験日程を確認することが大切です。

試験日に合わせて学習スケジュールを立てて、計画的に準備を進める必要があります。

以前は、日商簿記1級、2級、3級は筆記試験のみが行われていました。

しかし、2020年12月から2級と3級において、新たにネット試験が導入されました。

統一試験(1級・2級・3級)

統一試験は、複数の受験者が同じ日に同じ場所で受ける筆記形式の試験です。

日商簿記検定の2級と3級は1年に3回、6月、11月、2月に行われます。

1級は年に2回、6月と11月に実施されます。2023年の日商簿記試験日程は以下の通りです。

6月試験:申込み開始は2023年4月下旬頃からで、試験日は2023年6月11日(日)でした。

11月試験:申込み開始は2023年10月初旬頃からで、試験日は2023年11月19日(日)です。合格発表は12月中旬から1月中旬に行われます(1・2・3級対象)。

2月試験:申込み開始は2024年1月初旬頃からで、試験日は2024年2月25日(日)です。

この試験は2級と3級のみが対象で、合格発表は3月中旬から4月中旬に行われます。

ネット試験(2級・3級)

2級と3級の日商簿記試験における「ネット試験」は、統一試験とは異なり、特定の試験日が設定されていないため、各地のテストセンターで都度行われます。

この方式の利点は、テストセンターの空き状況に応じて、自分で試験日を選べることです。ただし、ネット試験には一時的な中断期間があるので、注意が必要です。

ネット試験では、テストセンターでコンピュータを使って試験を受け、試験終了後にすぐに結果がわかります。

2023年度日商簿記の申し込み期間

試験を受けるための申し込みは、試験日の2カ月前から1カ月前くらいまでの期間に行います。

ただし、受験地の商工会議所によって申し込みの期間や方法が異なるので、受験希望日の2カ月前を目安に、詳細は商工会議所に問い合わせてみましょう。