会計業界の良書をセレクト、著者にその見どころを直撃する「会計人ライブラリー」。今回は、累計1000件以上の相続税案件に関わってきた島根税理士事務所・島根猛代表の『「もしも夫が亡くなったらどうしよう?」と思ったら読む本――夫婦で豊かな老後を送るために知っておきたい相続のこと』をご紹介します。
「もしも夫が亡くなったらどうしよう?」と思ったら読む本――夫婦で豊かな老後を送るために知っておきたい相続のこと
島根猛
(クロスメディア・パブリッシング 発売日:2023/1/16)
https://amzn.asia/d/eIGWzbA
著者本人が語るこの本のみどころ
Q. 本を書こうと思ったきっかけはなんですか?
A. 今回の出版は2回目になります。1回目の出版でもう十分かなという思いもありましたが、今回の本にした企画内容はあまり世の中で言われていないことだと思っていたこともあり、2度目の出版に踏み切りました。
同業の方からは批判的な意見が出るようなコンセプトやタイトルなので、出版の際は少し覚悟が必要でしたが、読んでいただいた方には私の想いが伝わったようです。
また、私が尊敬してる大先輩の税理士の方から感想をいただき……出版したことは間違っていなかったなと思いました。
本を読んでいただくと、一人ひとりにじっくり話したり、ホームページに細かな内容を記載する必要がなく、伝えたいことをしっかりと伝えることができると改めて感じました。
Q. メインのターゲットについて教えてください。また、本の一番のアピールポイントは?
A. ターゲットを女性、特に奥さまに絞ったことでしょうか。
税金や税法の内容は最小限にしました。誰が読んでも分かりやすい内容になっているかと思います。
Q. 本を読んだ読者に、どんな変化が起きてほしいと思いますか。
A. タイトルの通り、主に女性の方に向けて書いた本になりますが、夫婦で相続について考えるきっかけになればとてもうれしいです。
ひとりでも多くの方に手に取っていただき、相続について関心を持ってもらえたらと思います。
将来を見据え、活き活きと豊かな生活を送る、ひとつの指針にしていただきたいです。
Q. 特におすすめしたい章はありますか。理由もあわせて教えてください。
A. 第2章で、5つの事例を紹介しています。私が仕事をするなかで実際にあった事例になります。どなたが読んでも共感いただける部分があるのではないでしょうか。とても読みやすかったという感想を多くいただいています。
Q. 自著以外で、おすすめしたい税務・会計本を教えてください。
A. 『相続の6つの物語 資産を使って楽しく生きる「自遊自財」』
株式会社タクトコンサルティング会長 本郷尚
(日本経済新聞出版 )
Q. なぜその本をおすすめしてくださいましたか?
A. 小説から相続の現場を学ぶことができるので、大変参考になります。
現場では何が起こっているのか、関係者はそれぞれ何を考えているのか。税理士の立ち位置はどうすればいいかなど、人間ドラマが具体的に描かれており、机上では学べないことが盛りだくさんです。
著者紹介
氏名 | 島根 猛 |
プロフィール | 島根税理士事務所、代表税理士。 24歳で税理士試験に合格。大学卒業後に専門学校での税理士講座講師、某保険会社の営業職を経験したのち、税理士法人にて税理士業務の基礎を学び、27歳で税理士登録。 その後は相続税のエキスパートとして年間100件以上の相続案件に携わり、累計は約1000件を超える。 円満で豊かな相続を実現する”相続専門税理士”として活躍中。 共著に『円満相続をかなえる本』(幻冬舎メディアコンサルティング)がある。 2023年『「もしも夫が亡くなったらどうしよう?」と思ったら読む本――夫婦で豊かな老後を送るために知っておきたい相続のこと』を出版。 |
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