会計業界の良書をセレクト、著者にその見どころを直撃する「会計人ライブラリー」。今回は岐阜県で創業50年以上、現在は「ザ・地域の総合税理士事務所」の最新鋭を目指す税理士法人ぷらす・河合基裕代表の『ザックリ解説 副業・フリーランスのお金の残る節税: あなたは、節税を勘違いしていませんか』をご紹介します。
ザックリ解説 副業・フリーランスのお金の残る節税
河合基裕
(ぷらすパートナーズ・発売日: 2023/12/11)
https://amzn.asia/d/2Ldglen
著者本人が語るこの本のみどころ
Q. 本を書こうと思ったきっかけはなんですか?また、メインのターゲットについて教えてください。
【本を書こうと思ったきっかけ】
A. 税理士業を行っていて、顧問先様に「税金が高い」と言われます。
経営者様や個人事業主の方は、1年間の税金を1~3回に分割して納税しているので、「税金が高い」と感じる気持ちはわかります。
しかしながら、税金を安くしようと思うあまり、誤った認識をされている方が多いです。
このような現実を、広く知って欲しいと思いました。
「納税しなければ、手元にお金が残らない」、このことを知っていただきたいです。
また今回のキンドルでの出版は、顧問先様に役立つための施策の一つでもあります。Webマーケティングのツールとして、キンドル出版はどのように役立つのか?これを足がかりに、顧問先様のブランディングはできないのか?それを模索するために出版しました。
【メインターゲット】
A. 会社経営者様や個人事業主の方。
Q. 本の一番のアピールポイントは?
A. 難しい税金をわかりやすく、簡単な言葉で書いています。
Q. 本を読んだ読者に、どんな変化が起きてほしいと思いますか。
A. 税金を安くするために無駄な経費を支出することをやめて、税金に腹を立てるのではなく、事業に集中して欲しいと思います。
Q. 特におすすめしたい章はありますか。理由もあわせて教えてください。
A. 第1章「2.なぜ、経営者は税金が嫌いなのか?」では、これまで多くの顧問先様から話を伺い、なぜ税金が嫌いになったのか、私なりに考えた内容を説明しました。
ここで説明する内容は、大なり小なり経営者様ならば経験があるのでないでしょうか。冷静に、客観的に読むと「なるほど」と感じると思います。
Q. 自著以外で、おすすめしたい税務・会計本を教えてください。
A. 『イクメンひとり税理士という生き方』
板倉 圭吾
(Kindle版)
Q. なぜその本をおすすめしてくださいましたか?
A. 会計・税務の専門知識の解説本はたくさんあります。
しかしながら、税理士が独立して、どのように事務所を経営していくのかを解説した本は少ないと思います。
十人十色のスタイルがあり、これが全てではないですが、「等身大の独立税理士の本」としてこちらを紹介します。
ほかにもKindleでは、独立系の税理士による自叙伝的な本が豊富に揃っていますので、独立開業を目指す会計人であればぜひ参考にして欲しいと思います。
著者紹介
氏名 | 河合基裕 |
プロフィール | 税理士法人ぷらす 代表社員・税理士 20代~30代前半まで、東京でビッグ4と言われる大手税理士法人で、上場会社、外資系企業等の国際税務を主に経験しました。 33歳に岐阜に戻ってきました。岐阜に戻ってきて本当にびっくりしました。私が経験した税法の知識はほとんど役に立ちませんでした。それよりも、日々の悩み(資金繰り、経営課題、人材不足)が本当のニーズだと感じました。 そこから、本当に中小企業の経営者様のお役に立てる知識を習得するために、資金繰り表作成、経営計画作成、コーチング等を学びました。 大手税理士法人では、最新鋭の税法を学んで自分の自己成長を実感できるという側面があり、どこまでやっても本当に税法が奥が深く面白かったです。 一方で、地域で活動する税理士は、町医者的な感覚で、一人一人に寄り添えて感謝されます。学ぶ内容も生身の人間が真に必要なものが多く、やりがいを感じています。 |
事務所・法人のご紹介 | 税理士法人ぷらす
岐阜県岐阜市に事務所があります。従業員22名(パートを含む。)、税理士3名の税理士法人です。 |