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第2回 頭の痛い高齢者の財産管理:認知症の母が緊急入院

■留守宅管理とさまざまな手続き

母親の入院に伴うさまざまな手続きの中で、A子さんが最も大変だと感じたことは、実は「留守宅の管理」でした。エレベーターのないマンションの上層階なので、母親のB子さんが自宅に戻ることはもうないでしょう。しかし、処分することはできません。新聞やお取り寄せなどの契約は解除し、火災保険は更新しました。留守宅に届く手紙で知った各種未払金の支払いや所属していた会の退会手続きなど、訪ねる度に、新たにやることが発生しました。

 〈契約の解除・更新・未払金の支払いなど〉
・新聞解約
・フィットネスクラブ退会
・生協退会
・郵便局のふるさと会中止
・火災保険更新
・習いごとの月謝支払い
・家の工事費用の支払い
・通販未払金の支払い
・DM発送中止連絡

 〈連絡・その他〉
・自治会に連絡
・親戚や友人に連絡
・ゴミ出し
・クリーニング引き取り

このほかにも、入院給付金の請求や退院後に入居する施設の見学や申込み、医療保険や介護保険の手続きなど、やることは山ほどあります。

でも、母親が残された人生を楽しく暮らせるよう、ジタバタせず、ファイナンシャルプランナーなどの専門家を活用して対応していこうと、A子さんは決意しています。

著者: 山田静江

終活アドバイザー/ファイナンシャル・プランナー(CFP®)

NPO法人ら・し・さ 副理事長。早稲田大学商学部卒業後、東海銀行(現 三菱東京UFJ銀行)に入社。その後、会計事務所勤務、独立FP会社勤務を経て2001年にFPとして独立し、現在に至る。さまざまな世代のライフプランニングに関するセミナーや、執筆・監修、個人相談、FP関連業務の企画等を行っている。NPO法人ら・し・さでは、終活とオリジナルエンディングノート(ら・し・さノート)等の普及活動を行っている。
■NPO法人ら・し・さ
http://www.ra-shi-sa.jp/member/shizue_yamada/

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