AIを学んで、逆に忙しくなる!?
特にAIは進化スピードがものすごく速い。昨日まで最新だったものが、数カ月後には古くなる。
新しいツール。新しい機能。新しい活用法。次から次に情報が出てきます。
だからこそ、常に追い続けなければいけない感覚になる。
「勉強し続けないと置いていかれる」そんな不安を感じている方もいるでしょう。
しかし、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
それって、何のためにやっているのでしょうか?
AIを学ぶこと自体が目的になっていないでしょうか?
本来、AIは“手段”です。にもかかわらず、いつの間にか、「AIを学び続けること」そのものが目的になってしまう。これは非常にもったいない状態だと思います。
まるで、「ミイラ取りがミイラになる」のような状態です。
本来は、仕事を楽にしたかった。もっと価値ある仕事をしたかった。顧客の役に立ちたかった。
そのためにAIを学び始めたはずなのに、いつの間にかAIに追われるようになってしまう。
私は、これでは本末転倒だと思っています。
実際、私は日々、さまざまな経営者の方とお会いしていますが、業績を伸ばしている会社には共通点があります。
それは、AIに限らず、「目的を明確にしたうえで実践している」ということです。
例えば、「売上を伸ばしたい」という目的があるのであれば、
- 誰に
- 何を
- どう届けるのか
を考え、実際にやってみる。
そして、結果を見ながら改善する。うまくいかなければ修正する。
この“テストと改善”を繰り返しています。
逆に、成果が出ないケースは、目的が曖昧なまま手段だけを追いかけてしまうことが多い。
これはAIでも同じです。
“何のために使うのか”が曖昧なままだと、AIに使われる側になってしまいます。
しかし、
「顧客との面談時間を増やしたい」
「提案力を上げたい」
「経営者と未来の話ができるようになりたい」
という目的が明確であれば、AIは非常に強力な武器になります。
重要なのは、AIそのものではなく、“何を実現したいのか”なのです。
情報の波に呑まれないための「何のために学ぶか」という視点
しかし、目的が曖昧なまま学び続けると、次々と新しい情報に振り回されてしまいます。
新しいAIが出るたびに追いかけ、また新しい情報を学ぶ。
もちろん知識は増えるでしょう。しかし、その知識が、
- 顧客の役に立っているのか
- 売上につながっているのか
- 未来の価値につながっているのか
ここを見失ってしまうと、ただインプットを繰り返すだけになってしまいます。
特に会計業界の方は真面目な方が多い。
だからこそ、
「もっと勉強しなければ」
「もっと最新情報を追わなければ」
となりやすい。
しかし、本当に重要なのは、“何を学ぶか”だけではなく、“何のために学ぶか”です。
例えば、
- 経営者との対話の質を上げたい
- 未来の提案ができるようになりたい
- 資金調達支援を強くしたい
- 高単価で選ばれる存在になりたい
- 顧客企業の利益改善に関わりたい
こういう目的が明確であれば、学ぶべきものも自然と絞られてきます。
逆に、目的が曖昧なまま学ぶと、情報に振り回されやすくなります。
AI時代こそ「人」に向き合う
そして私は、AI時代だからこそ「人に向き合う時間を増やす」という視点が、ますます重要になると思っています。
前回の記事でもお伝えしましたが、これから価値が上がるのは、“人対人”の部分です。
社長との対話。従業員との対話。銀行との対話。
こういった、人間同士の信頼関係や意思決定に関わる部分です。だからこそ、AIによって生まれた時間を、どこに使うのか。
ここが非常に重要になります。
もし、AIによって浮いた時間を、さらに作業で埋めてしまうのであれば、本質的には何も変わりません。
しかし、その時間を、
- 未来を考える時間
- 経営者と向き合う時間
- 提案を考える時間
- 顧客の課題を深掘りする時間
に変えられるのであれば、AIは非常に強力な武器になります。
さらに重要なのは、短期的な成果だけで終わらせないことです。
例えば、
「今月だけ効率化できた」
「一時的に楽になった」
これだけでは不十分です。
本当に重要なのは、「その取り組みは、2年後、3年後も価値を生み続けるのか?」という視点です。
AIの世界は変化が速い。だからこそ、小手先のテクニックだけでは、すぐに陳腐化してしまいます。
しかし、
「何のために使うのか」
「誰の役に立つのか」
「どう価値を生むのか」
ここが明確であれば、ツールが変わっても本質は変わりません。
逆に言えば、“目的”が明確な人ほど、AIを武器にできる時代になっていくでしょう。
ぜひ今一度、考えてみてください。
あなたは、AIを使って何を実現したいのでしょうか?
そして、その学びは、2年後、3年後も、本当にあなたや顧客の価値につながっているでしょうか?
この視点を持ちながら学ぶことで、AIは単なる流行ではなく、あなた自身の“血肉”になっていくはずです。
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