各企業には、さまざまな風土・慣習があります。業界や仕事内容が同じでも、社風が違えば働く人のモチベーションや環境が大きく変わります。転職を成功させたいなら、その見極めはとても重要! 会社の中に入ってみないと分からなそうな社風ですが、事前にそれが分かればそれに越したことはありません。転職時にぜひチェックしておきたい“社風”の見極め方をお教えします。

見極め方その1 ネットで企業の“慣習”をチェックせよ
企業には、さまざまな慣習があります。
・頻繁に飲み会がある
・朝礼がある
・土日にサークル活動がある
・早朝の清掃活動がある
・体操がある
・社訓の唱和がある
・社歌を歌う
・社長の写真がいたるところに貼られている
人によっては、これらの独特な風土にどうしても馴染めない方もいます。SNSがある現代は、明文化されていない慣習を調べるのは昔よりも簡単です。応募の前に調べることで、内定後や入社後に後悔することがないようにしましょう。
見極め方その2 社長の出自で雰囲気を察知せよ
とはいえ、ある程度の歴史ある大きな会社であればネット上に情報もありますが、新興のベンチャー企業や中小企業は、なかなか情報収集が難しいのが現実です。しかし、「社長がどの企業に新卒で入ったか」を調べることができれば、ある程度の社風を察知することができます。
社会人としての常識は、新卒で入った会社風土に大きく影響されます。仕事の時間感覚、同僚・上司・部下・お客様との関わり方、公私の住み分けなど、最初に入った会社がその人の基準となるようです。どうやら社長にとってもそれは例外ではなく、社長が新卒時に在籍していた会社と、全く同じ社内制度を導入している会社は少なくありません。とりわけベンチャー企業は、社長の経歴が公開されていることが多く、ネットで簡単に調べることができます。
見極め方その3 転職コンサルタントに相談せよ
なんの工夫もないような手段ですが、最も確実に正確な情報を掴むことができる方法です。大手の企業であれば支社や部署によって雰囲気がまったく違うこともしばしば。コンサルタントであれば、独自に集積した情報から最適な情報を探し出してくれます。
仲間と一緒に騒いだり、身体を動かしたりすることが好きな人なら、“古き良き日本の会社制度”に適応することができるかもしれません。しかし、そうでない人が毎日行きたくもない飲み会や参加したくないサークル活動に時間を費やすのは時間の無駄。転職をするときは、社風をしっかり調べて着実なキャリアアップにつなげましょう。