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女性記者のひとりごと vol.30 提出票

昨年から、税務署の窓口で確定申告書等を提出する際に「提出票」を一緒に提出することになっている。

平成29年1月からのマイナンバーの本格稼動により
「重要な個人情報を取り扱う行政機関として、提出された書類をより厳格に管理する必要があるから」だそうな。

「提出票」に記載するのは、

(1)氏名・法人名
(2)税理士又は税理士法人名(税理士・税理士法人が提出する場合のみ)
(3)電話番号
(4)マイナンバーが記載された書類を提出するかどうか
(5)申告書等の控えを持参しているかどうか

———とまあ、ここまではいいとして…

引っかかるのは、この提出票の様式を国税庁ホームページ等から入手できないってこと。
提出票は税務署の窓口で渡されて、その場で記入して提出する必要がある。

うわ〜〜〜面倒くさっ!

国税庁はこの点について先回りしてFAQをホームペジに載せている。

Q「提出票」の様式を国税庁ホームページ等から事前に入手することは可能ですか。
A 様式の体裁が国税局により多少異なることがあるため、国税庁ホームページへの掲載は予定しておりません。

…だったら様式を統一すればいいじゃん!

と思っている人は私だけではないはず。

そしてFAQをよく見ると、

申告書等を税務署の窓口以外に提出する場合には、原則としてこの提出票は不要だと書いてある。
つまりe-Taxで送信する場合は提出票はいらないってこと(当たり前だが)。

マイナンバーにかこつけて紙の申告書による提出を煩雑にすることで、
少しでも納税者をe-Taxに取り込もうって作戦なのでは?とさえ思ってしまう。

いずれにせよ確定申告会場は今年も、この提出票のお陰で例年以上にごった返したことだろう。

著者: 川瀬かおり

記者/税金ライター

社会部を根城とする税金オタクの女性記者。財務省・国税庁を中心に取材活動を展開すること20余年。事件モノを得意とし、裁判所にも日参する。税金ネタをこよなく愛する一方で、税制の隙間や矛盾を見つけては叩きまくるサディスティックな一面も。趣味は夜討ち朝駆けとクラブ通い。

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