昨年から、税務署の窓口で確定申告書等を提出する際に「提出票」を一緒に提出することになっている。

平成29年1月からのマイナンバーの本格稼動により
「重要な個人情報を取り扱う行政機関として、提出された書類をより厳格に管理する必要があるから」だそうな。

「提出票」に記載するのは、

(1)氏名・法人名
(2)税理士又は税理士法人名(税理士・税理士法人が提出する場合のみ)
(3)電話番号
(4)マイナンバーが記載された書類を提出するかどうか
(5)申告書等の控えを持参しているかどうか

———とまあ、ここまではいいとして…

引っかかるのは、この提出票の様式を国税庁ホームページ等から入手できないってこと。
提出票は税務署の窓口で渡されて、その場で記入して提出する必要がある。

うわ〜〜〜面倒くさっ!

国税庁はこの点について先回りしてFAQをホームペジに載せている。

Q「提出票」の様式を国税庁ホームページ等から事前に入手することは可能ですか。
A 様式の体裁が国税局により多少異なることがあるため、国税庁ホームページへの掲載は予定しておりません。

…だったら様式を統一すればいいじゃん!

と思っている人は私だけではないはず。

そしてFAQをよく見ると、

申告書等を税務署の窓口以外に提出する場合には、原則としてこの提出票は不要だと書いてある。
つまりe-Taxで送信する場合は提出票はいらないってこと(当たり前だが)。

マイナンバーにかこつけて紙の申告書による提出を煩雑にすることで、
少しでも納税者をe-Taxに取り込もうって作戦なのでは?とさえ思ってしまう。

いずれにせよ確定申告会場は今年も、この提出票のお陰で例年以上にごった返したことだろう。