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女性記者のひとりごと vol.45 税に関する高校生の作文

「税金は大切」「税金はありがたい」などのフレーズがあまりに多いと選考者の顔が透けて見えて、ちょっとシラケてしまう。

毎年11月11日からの一週間は「税を考える週間」だ。
多くの税務署や、法人会、青色申告会などの税務協力団体では、
税の広報活動としてさまざまなイベントを企画する。
その中でも全国統一的なイベントとして知られているのが
国税庁主催の「税に関する高校生の作文」。
平成29年度は全国1750校から21万8208編の応募があり、
その中から12編が国税庁長官賞に選ばれた。
表彰された作文を見るといずれも素晴らしい内容。
皆よく税のことを勉強していて、意識も高く、文章力もある。
「日本の高校生もなかなか頼もしいではないか」とただただ関心するばかり。
しかし、ひねくれ者の私からみると、若干物足りない。
「税金は大切」「税金はありがたい」などのフレーズがあまりに多いと
選考者の顔が透けて見えて、ちょっとシラケてしまう。
まあ国税庁主催だから仕方ないんだろうけど、
たまには、税金の無駄遣いを鋭く指摘した作文なども見てみたい。
「国税庁も懐が深くなったものだ」とかえって話題を集め
イベントへの関心度も高まるかもしれないのになぁ。
柔軟度を計るバロメーター、というわけでもないけれど
今年はどんな作品が受賞するのか
ちょっと斜に構えて楽しみにしている今日この頃だ。

著者: 川瀬かおり

記者/税金ライター

社会部を根城とする税金オタクの女性記者。財務省・国税庁を中心に取材活動を展開すること20余年。事件モノを得意とし、裁判所にも日参する。税金ネタをこよなく愛する一方で、税制の隙間や矛盾を見つけては叩きまくるサディスティックな一面も。趣味は夜討ち朝駆けとクラブ通い。

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