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女性記者のひとりごと vol.47 パナマ文書

世界中が注目する「パナマ文書」。租税回避のリストに著名人が名を連ね、その規模といい、手口といい、公表された経緯といいそこいらの映画やTVドラマよりはるかに面白い。
そのうち映画化されるんだろうな…。

世界中が注目する「パナマ文書」。
租税回避のリストに著名人が名を連ね、
その規模といい、手口といい、公表された経緯といい
そこいらの映画やTVドラマよりはるかに面白い。
そのうち映画化されるんだろうな…。
と思っていたら案の定、
『The Laundromat』の原題で映画化されることが決まったそうな。
こちらは米国の動画配信サービス・ネットフリックスが出資、
スティーブン・ソーダバーグ監督がメガホンをとり
メリル・ストリープなど豪華キャストが名を連ねる。
うわ〜、めちゃくちゃ面白そう♪

ところでパナマ文書が流出したという報道が出始めた当初、
日本政府はこの文書に関連して「調査しない」とのたまった。
これを受けて多くの国民が猛反発。
インターネットの炎上ぶりも凄かった。
「何で調査しないの?」
「税逃れしている富裕層を野放しにするのか」
「日本政府はどうかしている」
まったく同感。調査したくない〝事情〟があるんじゃないの?
政府が何と言おうと、国税庁が黙っているとは思えなかった。
そこで関係筋に問い合わせたところ
「調査しないわけないじゃん」とのことwww
ある職員は政府の発表に呆れ果て、怒りすら滲ませていた。
そりゃそうだよね。よしよし、さすが国税庁。
その後もジワジワと「調査すべき論」が広がる中、
政府は「やっぱり調査する」とあっさり方針転換。
なんだかな〜(- -;)
でも政府が一度やると公言したら、そこからの動きは早いのが日本だ。
文書に載った個人・法人を調査した結果、翌年には10億円を超える申告漏れがあぶり出され、その後も深度ある調査を展開している。
国税庁は先ごろ、約100カ国・地域による外国人居住者の口座情報交換制度によって日本居住者が海外に持つ口座情報約55万件を入手したという。
国際調査官はさぞや腕を鳴らしていることだろう。
国庫が枯渇する中、取りっぱぐれた税金をどれだけ取り戻すのか。
「映画化」の動きと合わせて注目したい。

著者: 川瀬かおり

記者/税金ライター

社会部を根城とする税金オタクの女性記者。財務省・国税庁を中心に取材活動を展開すること20余年。事件モノを得意とし、裁判所にも日参する。税金ネタをこよなく愛する一方で、税制の隙間や矛盾を見つけては叩きまくるサディスティックな一面も。趣味は夜討ち朝駆けとクラブ通い。

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