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専業主婦からママ税理士へ 子育てしながら働く!ライフスタイル白書【33】:やらないことを決める

一言で「税理士の仕事」と言っても、内容は多岐にわたります。どのような仕事をして、どのような仕事をしないか。すべてをやろうとすると苦しくなってしまうので、「やらないこと」を決めるのも大切かと思います。 

先日のトークイベントにて

2020年になったと思ったらもう1ヶ月が終わりそうですが…、みなさま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。今年は東京オリンピックもあって明るい年になりそうですね。

さて、一人事務所を経営していて「どんな仕事をしているか(税理士顧問、大学院講師、セミナー、執筆等)」お話させていただく機会がありますが、今日はあえて「どんな仕事をしていないか」お話したいと思います。

ご依頼があるならなるべく全てにご対応したいとも思いますが、自分の「やらないこと」を決めるとストレスも少なく、お客様にもご迷惑がかからず、「やる」と決めた仕事がはかどると思います。「餅は餅屋」にお願いするということですね。

例えば「記帳代行は受けない」と決めている方や、人前で話すセミナー等は極力やらない、執筆はしない、という方もいます。私が今まで聞いた中で一番「そういう選択もあるのか!」と思ったのは、「消費税の申告はしない。お客様は免税事業者だけ、課税事業者になったら他の先生にお願いしている」というもの。聞いたときはびっくりしましたが、もし消費税申告することがその方にとってリスクが高くストレスになるなら、それも一つの選択肢だなとも思いました。

さて、私は、開業当初から「給与計算をしない」ことにしています。契約しているソフトには給与計算を入れていません。税理士法人に勤務していた頃は給与計算もしていましたが、今は、お客様自身の会社で計算していただくか、必要であれば信頼できる社労士の先生をご紹介しています。お引受けしない、と決めておくと迷いも生じません。

また、最近は相続税のお仕事もお引受けしていません。これについては、開業当初は頑張って相続税申告も積極的にやろうと思っていたし、実際仕事のご依頼があって申告したこともあるのですが、今は通常業務に加えて相続税申告をお引受けする時間的、精神的余裕がないため、お断りしています。そして、相続に強い信頼できる先生をご紹介するようにしています。 相続税の申告は報酬も高額なことが多い反面、リスクも高く、(私にとって)負荷も大きく、ストレスも大きくかかります。相続税が得意で、好きだという先生もいらっしゃるので、そういう先生をご紹介することが、お客様・紹介した先生・私、の三者ともにとっていいと思うようになりました。

それから、去年(一応…)YouTubeチャンネルを作成したのですが、「凝った編集をしない」。これは単純に、私が話をして人に伝えることは好きだけれど、編集等が苦手(ほぼできない)だから、という理由です。見やすくするため、目を引くように素敵に編集できたらいいな~と思っても、していません(編集が上手な動画を見るのは好きです)。「大事なのは凝った編集ではなくて、話す内容!」という自分に都合のいい言い訳をして、「何を話すか、誰に話すか」はよく考えますが、編集等に時間はかけないと決めています。ただ、現在、他社さまのチャンネルに対談という形で出演させていただいており、そちらはその会社さまの力量でとてもきれいに編集をしていただいています。

そして最後に、去年から辞めたことが「年賀状」です。私はこれまで、年賀状には必ず一言か二言はなにか手書きするようにしていました。それほど多くの枚数を出していたわけではありませんが、それでも年末が近づくと「あぁ…書かなくちゃ」と少しストレスになり、また、実際に印刷等にかなり時間がかかっていました。そこで思い切って「年賀状を辞める!」と決めたのです。お世話になっている先生から頂いても、不義理に心苦しく思いつつほとんどお返事していません。(返信するとまた翌年以降いただいてしまうと思うので)

年賀状という、古き良き習慣を辞めることには、賛否両論あるかと思いますが、実際に辞めてみて、年末年始にすごく時間ができました。今年は、SNSでも「年賀状辞めました」という投稿を多く目にしたので、辞める人が増えているのかなと思います。(少し寂しさもありますが…)

今後、何をして、何をしないかは変わることもあると思いますが、自分が使える「時間は有限」。自分にとって、お客様にとって、有意義な時間を過ごせるよう、今後もよりよい時間の使い方をしていきたいと思います。

著者: 脇田弥輝

脇田弥輝税理士事務所/東亜大学大学院法学専攻非常勤講師

長男を出産後、会計・税法の知識ゼロから税理士を目指し、2013年税理士登録。税理士法人勤務を経て2016年脇田弥輝税理士事務所開業。「『外部の税理士の先生』ではなく、『内部の敏腕経理』と思って頂き、お客様とともに事業を成長させる」を理念とし顧問先と付き合う。著書に「ダンゼン得する知りたいことがパッとわかる 青色申告と経費・仕訳・節税がよくわかる本」(ソーテック社)、「世界一やさしい電卓の教科書 1年生」(ソーテック社)がある。
■脇田弥輝税理士事務所
http://wakitamiki.work/
■子育てママ~専業主婦から税理士☆合格体験&お仕事日記
http://ameblo.jp/zeirisi-ni-naru/

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