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女性記者のひとりごと vol.84 高濃度アルコール

消毒液の代用として高濃度アルコールを利用する動きが加速している。
かくいう私も、ドラッグストアで消毒液の棚が空っぽなのを目の当たりにし、酒屋を何軒かハシゴしてやっと「スピリタス」を2本入手した。アルコール度数96%のウォッカだ。
「消毒用に使うなら精製水で70%に希釈してくださいね」と店主から説明を受けた。

新型コロナウィルス感染拡大が深刻化する中、手指の消毒液が街から消えた。
そして、それとほぼ同時に起こったのが、酒屋に並ぶ高濃度アルコールの品薄。
消毒液の代用として高濃度アルコールを利用する動きが加速しているのだ。
かくいう私も、ドラッグストアで消毒液の棚が空っぽなのを目の当たりにし、その足で酒屋に向かった。
高濃度アルコールなら消毒液として使えることを知っていたからだ。
もともと飲み物なので身体に優しい上、殺菌力もある。
手指だけでなく食器やまな板などキッチンで使うのにもってこいだ。
ところが、私ごときが考えることは他の人もとっくに気づいているようで、
酒屋の棚はウォッカなど高濃度アルコールの棚だけがポッカリと空いていた。
3月中旬の話である。

酒屋を何軒かハシゴしてやっと「スピリタス」を2本入手した。
アルコール度数96%のウォッカだ。
「消毒用に使うなら精製水で70%に希釈してくださいね」と店主から説明を受ける。

厚生労働省から「新型コロナウィルス感染症の発生に伴う高濃度エタノール製品の使用について」とするお達しが出たのはその数日後だ。
要は、手指の消毒液が不足しているから、高濃度エタノール製品(アルコール)で代用してもいいですよ、ってこと。
この指針を受け、国税庁も動いた。

「新型コロナウイルス感染症の発生に伴い酒類製造者が「高濃度エタノール製品」に該当する酒類を製造する場合の免許手続等の取扱いについて」として、製造免許の付与の迅速化、各種承認手続きの簡素化などをダダーッと打ち出した。
こういうときの国税の動きは早いよね。ちょっと頼もしいかも。
政府は5月25日、新型コロナウイルスに関する緊急事態宣言について、宣言を継続中だった東京・神奈川・埼玉・千葉・北海道を対象から外して全都道府県での解除を発表。これに伴い各地方自治体では営業自粛要請を段階的に解除するなど対応に追われている。
一方で、一部地域でミニクラスターが発生するなど、まだまだ油断できない状況。
必要な情報は自分で適宜取捨選択し、自分と家族の生活を守っていきたいものだ。


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著者: 川瀬かおり

記者/税金ライター

社会部を根城とする税金オタクの女性記者。財務省・国税庁を中心に取材活動を展開すること20余年。事件モノを得意とし、裁判所にも日参する。税金ネタをこよなく愛する一方で、税制の隙間や矛盾を見つけては叩きまくるサディスティックな一面も。趣味は夜討ち朝駆けとクラブ通い。

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