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酒井克彦の「税金」についての公開雑談~トランプ大統領のタリフマンとジョージ・ハリスンのタックスマン~

アメリカ大統領選を目前に、トランプ大統領と民主党候補バイデン氏の争いが注目を浴びています。トランプ大統領が新型コロナウイルスに罹患したとあって、大統領選への影響を不可避とする報道も見受けられるところです。しばしばtweetで世間を騒がせてきたトランプ大統領ですが、以前、「I am a Tariff Man.」、すなわち「私は関税職員だ。」と呟いたことがあります。さて、そこにはどんな意味が込められているのでしょうか。今回はトランプ大統領のtweetの意味から紐解いていきたいと思います。

トランプ大統領の呟き

2018年12月5日、トランプ大統領は次のようにtweetしました。

….I am a Tariff Man. When people or countries come in to raid the great wealth of our Nation, I want them to pay for the privilege of doing so. It will always be the best way to max out our economic power. We are right now taking in $billions in Tariffs. MAKE AMERICA RICH AGAIN

―私は税関職員だ。人々や国が私たちの国家の富を剥奪するために来るのであれば、彼らに対して税金を課す。我が国の経済力を増強させるためにはそれが最良の方法だ。関税で数十億ドルを課す権利が我が国にはあるのだ。再びアメリカをリッチに!―

ここでトランプ大統領は、自らのことを「I am a Tariff Man.」とツイートしたわけですが、この「Tariff Man(タリフマン)」とは、税関職員のことを意味します。要するにトランプ大統領は、自らを、輸入品に関税をかけて自国産業を守る者であると表現したのでしょう。

分断化する世界の行方

いま、世界は分断化が進行しています。

シリアやパレスチナ、朝鮮半島ばかりでなく、インドとパキスタン、トルコやイギリスも自国優先主義を主張し始めています。自国優先主義を主張する代表国はメキシコとの間に壁を作ったアメリカであり、EUからの離脱(ブレグジット)を決めたイギリスですが、イギリスも北アイルランドにおいて壁を建設しています。

さて、分断と経済ナショナリズムの潮流の中にあって、我が国の採るべき選択肢はどこにあるのでしょうか。

自民党のTPP反対という保護貿易路線からTPP賛成という自由貿易路線への転換には議論もありましょうが、他方で、国際協調路線こそが我が国の採るべき路線であるとの評価も高いところです。骨太の方針2020においても、国際協調路線が打ち出されています。

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