大きな変化につながりやすい

美容業の例をご紹介しました。

ご覧頂いたとおり、どの例もカット、カラーなど美容室の本業ではなく、間接的なものばかりです。

しかし、ここにこそ、この「派生」の大きなメリットがあります。

それは、「業界内外を横断できてしまう」こと、です。

この点では先程ご紹介した、スマホ決済が好例です。

従来であれば、金融機関内の一機能であったものを、派生させ、切り出したことによって、さまざまな業界を横断し、業務提携など対象範囲の拡大や利用方法のアレンジが可能になっています。

本業そのままで戦う場合、当然、熾烈な競争になります。

金融機関にせよ、ご紹介した美容室にせよ、戦う範囲が決まっていて、いわゆる「競争の衝突点」が回避しづらく、どうしても価格競争に陥りがちだからです。

本業の一部を切り出す、本業に関連する機能に特化する。

こうして本業から少し距離を取り、派生させることで、競争を回避できるほか、新たな市場構築の可能性も秘めているのです。

 

ポスト・コロナ、withコロナ時代はまだ始まったばかりです。以前とは姿を変えたチャンスがそこかしこに埋もれているはずです。ぜひ、ご紹介したような切り口を利活用して、次なる利益につなげてください。


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