「眠いけど勉強しないといけないから寝られない」と無理して勉強する方はたくさんいます。ただ、このやり方は実は非効率なのです。勉強をするという行為に100%集中している人と、眠い中50%しか集中できない人が居た場合、同じ5時間勉強しても、眠い人は2.5時間勉強した程度の成果しか得られません。だったら、1時間寝て、4時間勉強した方が遥かに効率的なのです。今回はこういった脳科学や血糖値も駆使した勉強法を紹介いたします。
【まずは再度の確認ですが勉強することが目的になっていませんか?】
改めてですが、みなさん、勉強することが目的化して、勉強という行為に満足していませんか?
長時間勉強をしていると、勉強が目的化し、それに満足し、勉強の質は著しく落ちます。試験範囲が膨大な会計士試験において、勉強時間はいくらあっても足りないと思うでしょう。ですから、勉強時間の一瞬一瞬が惜しいので、しっかり、効果的かつ効率的な勉強方法を心がけ、一日一日の勉強を大事にして欲しいのです。
そこで、勉強するという行為自体のパフォーマンス自体も最大限にあげることを考えましょう。
【計算と理論の一日の配分について】
①朝
脳科学者の茂木健一郎氏によれば、朝の起床後の約3時間は、前日の記憶が睡眠中に整理され、朝の脳はクリアな状態になるので、脳が最も効率よく働くそうです。この時間帯には、計算問題を解くのに最適なようです。
②午後
交感神経・ホルモン分泌の観点で思考力が高まる時間帯だそうです。従って、思考力を必要とする理論の勉強にあてるのがよいでしょう。
③寝る前
夜寝ている時に、脳は一日の復習をするようです。脳が記憶の整理をする大切な時間。このことは、リューベック大学の研究によって明らかにされています。なので、暗記したいものは夜覚えるとよいでしょう。
このようなことを鑑み、私は、朝は計算、午後は理論、夜は暗記をするようにしていました。