国税OB税理士が監修。公認会計士・税理士・会計事務所・企業経理担当、税金・会計に関わる“会計人”がいま必要な情報をお届けします!

会計人ニュース

注目キーワード

  • KaikeiZine
  • キャリア・お仕事
  • VC勤務の公認会計士が語る!ベンチャー企業・VCへの転職時におさえておくべきテクノロジー業界のトレンド【その1】

VC勤務の公認会計士が語る!ベンチャー企業・VCへの転職時におさえておくべきテクノロジー業界のトレンド【その1】

こんにちは。ベンチャーキャピタルで働く公認会計士の玉木です。
実はこの原稿を書いている今はGW最初の週末。外は最高のお天気ですが、私は編集者さんに急き立てられて篭って執筆中です。うう辛い。(編集担当注:せっかく篭って書いていただいたのに掲載が遅くなり、申し訳ありません…!)

公認会計士というバックグラウンドを持ちながら、VCという比較的特殊な仕事をしているせいか、最近はよく会計士の仲間から「スタートアップ・ベンチャー企業やVCに興味あるんだけど...」、「このベンチャー企業の求人の紹介は受けてるんだけど実際どうなの?」といった相談を受けることがあります。
私自身、現在のサムライインキュベートという会社に入るまではITやインターネットなどのテクノロジー業界のことはまるでちんぷんかんぷんでした。そんな経験を踏まえ、今回は会計人が転職を考える際に押さえておきたいトレンドを分野別にピックアップしてお送りします。

FinTech(フィンテック)

FinTechとは、金融(Finance)×テクノロジーを掛けあわせた造語で、文字通り金融分野のテクノロジーのことです。(ちなみに◯◯分野のテクノロジーを「◯◯Tech」という言葉で表現することが多いです。)日本ではここ1年くらいでメガバンクなどの大手金融機関が本格的に参入したことから一気に盛り上がりを見せています。

ネットバンクでの送金やクレジットカードの決済が増えているように、近年、そもそもお金というもの自体が、現金でのやり取りからデータのやり取りへと大きくその比重を移していました。そこにクラウドコンピューティングとモバイル端末の普及という技術的な潮流が相まって、大手金融機関も無視できない波ができたように見受けられます。

この分野の主なプレイヤーは多岐に渡り、クラウドベースの個人の家計簿や法人の会計ソフトを提供するマネーフォワード https://moneyforward.com/ やfreee https://www.freee.co.jp/、資産運用系のFinatext http://www.finatext.com/ やお金のデザイン https://www.money-design.com/、決済系のメタップス http://www.metaps.com/ やWebPay https://webpay.jp/ などのスタートアップがいます。また、BitCoin https://bitcoin.org に代表されるように、ブロックチェーンという技術を使って貨幣そのものを再発明する動きもあります。

HealthTech(ヘルステック)

HealthTechも、文字通りヘルスケアとテクノロジーを掛けあわせた造語で、ITやインターネットを駆使して人間の健康を支えるサービスのことです。
健康において、「治療よりまずは予防が大事」というのは昔からよく言われていたことでした。しかし、疾患などが顕在化していない段階で健康上のリスクを把握する方法は人間ドッグのような、特殊かつまれな手段に限られていました。そこで、日常の生活の中から健康に関連するデータを取得し、それらを専門家が見たり、コンピューターが大量解析することで健康上のリスクを「見える化」し、早期の予防に役立てようという動きが現在のHealthTechのメインストリームのように思われます。

ダイエット支援のFiNC https://finc.com/ やクオリア http://qualiahealth.com/ 、排泄データ解析のサイマックス http://symax.jp/ やウンログ https://unlog.me/ 、遺伝子解析のジーンクエスト https://genequest.jp/ 、遠隔医療のPORT https://www.theport.jp/など、未開拓の広大な市場を求めて、多くの企業が参入しはじめています。

1 2
ページ先頭へ