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メタボリックシンドロームって結局どんな病気?

昼間はデスクワークで座りっぱなし、夜は飲み会、シメのラーメンは必須……若い頃は気にならなかったお腹が出てきたような……。「メタボになっちゃったよ~」とぼやいているあなた。「メタボ」の正しい定義をご存じですか?今回は、名前は知っているけど、実は中身を知らない人も多い「メタボリックシンドローム」についてお伝えします。

ウエストサイズ85cm以上は要注意!

メタボメタボと言葉だけが独り歩きしていますが、メタボリックシンドロームにははっきりした診断基準があります。まずは「内臓脂肪の量」。内臓脂肪がどれだけ溜まっているかを判定するために腹囲のサイズを計測します。腹囲のサイズに加え、脂質異常、高血圧、高血糖のうち2項目以上が該当するとメタボリックシンドロームと診断されます。お腹周りが出てきただけでは実はメタボとは呼ばないのです。具体的な数値は下記をチェックしてみてください。

メタボリックシンドロームはなにが怖い?

メタボリックシンドロームの怖いところは、ほとんど自覚症状がないところです。どこも痛くない、なにも辛くないので本人は健康だと思っています。しかし、病気の魔の手は着実に伸びてきています。
最大のリスクは「動脈硬化(どうみゃくこうか)」です。血管が固くなり、血液の通り道にこぶができることで、血液が流れにくくなって「血栓(けっせん)」ができます。詰まった血管が破れることにより脳卒中や脳梗塞など、命に関わる状態になる危険性もあります。

また、高血糖が進行すると、糖尿病になるリスクも当然高くなります。糖尿病になると、動脈硬化のリスクが高まるだけではなく、合併症である「糖尿病網膜症」で視力を失ったり、「糖尿病腎臓障害」で透析が必要になったり、「神経障害」で手足を切断することになる可能性もあります。
メタボリックシンドロームは、自覚症状がないからといってほうっておくと、命に関わったり、著しくQOL(Quality Of Life:生活の質)を下げる危険性があるのです。

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