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【メタボと高血糖】合併症がこわい! 知っておきたい糖尿病

メタボリックシンドロームの判定項目にも含まれている「高血糖」。血糖値が高い状態が続くと、糖尿病になってしまいます。糖尿病という単語はテレビなどでもよく目にしますが、結局のところ糖尿病になると何が怖いのでしょうか? 糖尿病の仕組みをチェックしてみましょう。

キーワードは「インスリン」

糖をとりすぎると糖尿病になる、悪者のように感じてしまいますが、糖は人間にとっての大切なエネルギー源です。炭水化物を食べると、ブドウ糖に分解され、肝臓に貯蓄されます。一部は全身の筋肉に送り込まれて、活動のエネルギー源となります。余ったブドウ糖は脂肪細胞に貯まります。

ブドウ糖を全身に送る際に重要な役割を果たすのが「インスリン」というホルモンです。食後は誰でも血糖値が上がります。血糖値が上がるとインスリンが分泌されて、ブドウ糖が全身のエネルギー源になったり肝臓に蓄えられたりして、血糖値が下がるのが通常です。しかし、インスリンの効きが弱かったり、分泌がうまくいかないと血糖値が高いままになってしまいます。この状態を糖尿病といいます。

合併症がこわい糖尿病

糖尿病で注意したいのは、合併症です。主な合併症は下記の3つ。どれもQOL(Quality Of Life:生活の質)を大幅に下げてしまう恐ろしい病気です。糖尿病が進行すると起きやすくなるので、早い段階で糖尿病の治療をすすめることが重要になります。

○糖尿病網膜症
カメラでいうとフィルムにあたる「網膜」が障害される病気です。中途失明の原因の第2位を占めており、自覚症状に乏しいために気づいた時には著しく視力が低下したり、失明してしまうリスクもあります。治療は血糖コントロールが大前提で、レーザー治療や手術などがおこなわれます。

○糖尿病腎症
腎臓で起こる病気です。腎臓は血液をろ過して体内の老廃物を尿として排出するやくぅありがあります。その腎臓の機能が低下してろ過機能が弱まり、尿たんぱくが増加します。進行すると人工透析が必要になることもあります。

○糖尿病神経障害
知覚や筋肉の運動などを制御する末梢神経が障害される病気です。手足の感覚に異常が現れ、少しの傷などから潰瘍(かいよう)や壊疽(えそ)につながることがあります。早期であれば、血糖のコントロールで改善できます。

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