「糖尿病一歩手前」がメタボの基準
メタボリックシンドロームの診断基準の血糖値は、空腹時血糖値が110mg/dl以上です。一方、糖尿病と診断される空腹時血糖値は126mg/dlとなっています。つまり、メタボリックシンドロームの診断基準のほうが少し低く設定されています。メタボリックシンドロームをチェックして、血糖値で引っかかった人は、糖尿病一歩手前ということになります。糖尿病への進行を予防するためにも、食生活の見直しが大切です。
血糖値が高いからって炭水化物抜きはNG
高血糖=炭水化物というイメージが強いですが、だからといってご飯などの炭水化物を一切食べない、というのは危険です。冒頭でも触れた通り、糖は体にとって大切なエネルギー源です。炭水化物抜きダイエットなどもありますが、極端に糖質を抜いてしまうと、頭がボーッとしたり、意識を失ってしまうこともあります。炭水化物は1日にとるエネルギー量(カロリー)の5~6割にとどめて摂取するようにしましょう。
ポイントは「吸収の速さ」。糖質の種類によって吸収の速さが異なります。おすすめは「多糖類」。ご飯やパン、いも類などは分解に時間がかかるため、吸収が穏やかで、血糖値が急上昇しにくい食材と言えます。一方、砂糖の主成分であるショ糖や果物に含まれる

果糖などは吸収が早いため、とりすぎに注意が必要です。
もちろん運動も有効
糖尿病の予防・治療においても運動は有効です。有酸素運動をすることによって、筋肉のなかのグリコーゲン(糖)が使われることにより、血糖値が下がります。インスリンの働きも良くなります。
ただし、高血糖ですでにインスリン製剤を服用している人は、空腹時などに激しい運動をすると低血糖を起こす危険性があります。震えや冷や汗が出たり、ひどい場合は意識を失ってしまうことも。服薬治療をしている人は、運動の前に医師に相談をして、運動の強度を管理するようにしましょう。
(関連記事)【メタボと血圧】塩分だけじゃない! 高血圧の意外な原因って?
(関連記事)【メタボと脂質異常】善玉・悪玉…知っているようで知らない脂質異常のあれこれ




