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税理士が教える飲食店経営のノウハウ ~融資の基本知識【格付け区分】~

飲食店にとって金融機関から融資を受けることは資金調達の王道です。そこで、「融資の基本知識」について紹介します。今回は、融資の審査の基礎となる格付け区分について説明します。

金融機関の格付け区分とは?

都内で肉バルを2店舗経営しているgさんは新店舗の出店を検討しており、メイン銀行の担当者に融資の相談をしました。ところが、担当者から、「直近2期の連続赤字により御社の格付けが下がってしまって、審査が通らない可能性が高い」と言われ、融資を断られてしまいました。

金融機関から融資を受けやすくするためには、まず融資の審査の仕組みを理解しなければなりません。金融機関に融資の申込をするときには、直近の過去3期分の決算書の提出を依頼されますが、これは金融機関の担当者が決算書の数値を格付けシステムに入力し、融資先の業績状況を格付けするためです。

金融機関が融資先の会社/個人の業績状況を判断する指標として格付区分があります。格付区分は金融庁の金融検査マニュアルを基に各金融機関が独自の格付けマニュアル(自己査定基準書)を作り、融資先をすべて分類、格付区分します。基本的には金融庁の指標に基づいているので、金融機関ごとに内容が大きく変わるということはありません。融資先の会社/個人をそれぞれに下記の正常先から破綻先の5つに分類し、独自の格付けマニュアル(自己査定基準書)により更に細かく細分化しています。基本的には「要注意先以上」でないと融資を受けるのは困難となります。

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