FIREを検討

以上の結果からFIREを検討してみます。

そもそもFIREにいくら資産が必要か?個人によって答えは違うと思われます。仮に5,000万円で十分な人であれば、33歳前後で達成できる可能性があります。1億円必要な場合、38歳前後を目指すことになるでしょう。

 

総務省の統計データ(※1 住居費調整前)と4%ルールに基づくと、

34歳以下の平均支出206万7,890円÷4%=5,169万7,250円

35~59歳の平均支出226万4,370円÷4%=5,660万9,250円

となり、独身の場合、統計上は33歳前後が一つのめどとなります。

 

30歳そこそこでFIREというのは、ちょっと楽観的でしょうか?例えば支出について、平均的な金額とはいえ、周りの先輩や同期が都心の一等地に住み、旅行をしている中、自分だけ節約してひたすら運用に回すのはそれなりに覚悟が必要でしょう。

 

また収入面でも、監査法人のプロモーションは年々厳しくなっているようですので、上記のように順調にいくケースは稀かもしれません。ですが、大手監査法人でそれなりに昇進していき、また平均的な生活費で過ごせれば、計算上、40歳前後で1億円が見えてきます。

 

僕にとって、上記シミュレーションを見て荒唐無稽とは感じません。監査法人にいた頃、あるパートナーから「35歳で5,000万円以上貯蓄していた」という話を聞いたことがあるからです。しかもこの方、資産運用はせずに貯蓄のみだったとか。上記表の22歳~35歳までの貯蓄を足し合わせると5,573万円となり、概ね近い数字となっているのは、単なる偶然とは思えません。もちろん、自分自身を含め、会計士はおしなべてこのレベルの貯蓄があるとも思いませんが。