参考:18歳からFIREを目指す道

上のシミュレーションでは22歳で就職としていますが、実際には20歳未満で公認会計士試験に合格するケースもあります。「令和元年公認会計士試験 合格者調」によると、20歳未満の試験合格者は24名となっています(※5)。

 

この場合は数年、前倒しが可能となります。仮に18歳で試験に合格し、19歳から働き始めるとすると、3年前倒しになりますので、30歳で5千万円、35歳で1億円が一つのラインになります。中学生、高校生の頃にFIREを意識するのであれば、大学受験せず、公認会計士試験一本に絞って準備をしておくという道もあるかもしれません。

 

以上、FIREの概要から、経済的独立へのアプローチ、そして公認会計士から見るFIREと、監査法人におけるシミュレーションを見てきました。

 

公認会計士に関わらず、たとえ高収入であっても生活レベルを収入や周りに合わせていると、FIREのみならず十分な貯蓄すらおぼつかなくなる恐れがあることはご紹介した通りです。とはいえ公認会計士という仕事は、FIREを目指す上で比較的恵まれており、一定の準備をすることで十分にFIRE可能であることも、また事実でしょう。

 

FIREに興味がある方、また将来的にFIREを目指す学生の方にとって、何かのご参考になりましたら幸いです。

 

【参考・出典】

※1 「家計調査 / 家計収支編 単身世帯 詳細結果表」,e-Stat政府統計の総合窓口,

https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200561&tstat=000000330001&cycle=7&year=20190&month=0&tclass1=000000330001&tclass2=000000330022&tclass3=000000330023&stat_infid=000031909813&result_back=1

※2 「4-2 借家の家賃・間代」,総務省統計局

http://www.stat.go.jp/data/jyutaku/2008/nihon/4_2.html

※3 22~34歳の平均支出262万6,400円=総支出206万7,890円-住居費40万1,490円+調整8万円×12か月 とした

※4 35~59歳の平均支出292万987円=総支出226万4,370円-住居費30万3,383円+調整8万円×12か月 とした

※5 「令和元年公認会計士試験 合格者調」,公認会計士・監査審査会,

https://www.fsa.go.jp/cpaaob/kouninkaikeishi-shiken/ronbungoukaku_r01/03.pdf


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