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【儲けのしくみ】ビジネスモデル構築の極意 〜第18回 コンセプト①〜

コンセプトを構成する要素

コンセプトは、「ビジネスそのものを表し、そのまま他社製品・サービスとの差別化を実現しているもの」でした。
この一文を分解すると、コンセプトは、

  1.  ターゲット
  2.  ターゲットが抱える課題
  3.  商品やサービス=解決策
  4.  実現する未来

の4つの要素から成り立つことが読み取れます。
ターゲットがいて、その人が抱える問題や課題を解決し、その結果、より良い未来がイメージできるもの。それをできるだけ短くまとめたもの、それがコンセプトです。

さきほどの「グランピング」の場合、
ターゲット)キャンプに行きたい人や家族。
抱える課題)キャンプは面倒。できれば手ぶらで出かけて、キャンプの醍醐味だけ味わいたい。

この課題を解決しつつ(=商品やサービス:キャンプ)、さらにそこへ一般的なキャンプでは味わえないような豪華な設備や機能を加えることで、自然の中にいながら、まるでリゾートホテルにいるような気分が味わえる(=実現する未来)。
これをグラマラス(魅惑的)とキャンプを掛け合わせた造語を作り、良いとこ取りの自然体験とコンセプトを位置づけたのがグランピングなのです。

ここでお気づきかもしれません。
上述した4例ともすべて「すでにあるビジネス」だという点です。
コンセプトと聞くと、何やらまったく新しいビジネスをイメージしそうになりますが、決してそうではありません。

スペイン製のBerwickは、ビジネスシューズ。
自転車シェアリングは自転車のレンタルサービス。
グランピングはキャンプで、からまないブラシは掃除機のブラシです。
すべて以前から普通にあるものばかりなのです。
そのすでにあるものから少し「距離」を取ることでまったく新しいビジネスを生み出してしまう、それがコンセプトの力なのです。

次回は競合他社との差別化を実現するために、さらに複数の実例を交えながらコンセプトのアレンジ方法についてご紹介します。


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著者: 酒井威津善

フィナンシャル・ノート代表

東洋情報システム(現TIS株式会社)にて10年間に渡り、法人向けシステムの企画・設計に従事したのち、不動産証券化業、住宅建設業、人材紹介業、システム開発業、遊技機製造業などで計12年間CFO(財務責任者)を歴任。2016年独立。新しいビジネスモデルの創出支援、設計及びサポートなどを行なう。著書に「儲けのしくみ 50万円からできるビジネスモデル50」「儲けのしくみを誰でもつくれるすごいノート」(自由国民社)、「起業のための儲けの教科書」(ソシム)がある。

■新しいビジネスモデルの発見とヒント
http://financial-note.com/ 
■シェアーズカフェ・オンライン
http://sharescafe.net/author/itsusakai

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