⑤自社リソース
バリューチェーンと同様、成立しているビジネスには必ずそれを支える「リソース(資源)」が存在します。ホテルなど設備系のビジネスであれば、その設備が、システム開発などの知的集約系のビジネスであれば、そのノウハウやスキルが、リソースに相当します。
これらリソースを用いて、現在の事業ドメインとは別の市場や業種に転用してしまうのがこの切り口です。
⑥派生
派生とは、枝分かれのことです。
ビジネスでは、本流となっているビジネスから切り離し、それ単体で機能するようなものを指します。
例えば、新型コロナウィルス感染症で市民権を得た「スマホ決済」。本来は金融機関の業務の一部だったものが「派生」し、独立した市場になっています。
⑦論点
論点とは、文章や意見などにおける主張の切り口のことです。
ビジネスにも必ずこの「論点」が存在します。
ご紹介した例の不動産業界では、コロナ前であれば「利便性の高い場所」がオフィス需要の論点でしたが、ポスト・コロナでは、DXの拡大によって様変わりしました。
「論点」を変えることでビジネスそのものを変えてしまうことができる、とても強い切り口です。
⑧コンセプト
そのビジネス全体を貫く「観点」のことです。
例えば、高級チョコレートとして世界的に有名なゴディバ。コンセプトは「プレミアムチョコレート」です。その言葉に寸分たがわず、購入者は品質、味ともにとても感動を覚えます。
このコンセプトを変えることで、ビジネスそのものが大きく様変わりします。
ホテルであれば、ビジネスマン向けからファミリー層向けに、といった具合です。
2020年は新型コロナウィルス感染症一色の1年でした。結果、さまざまなビジネスにおいてビジネスモデルの見直しを迫られました。とはいえ、その分、それ以上の新しい可能性の一面を生み出した年でもあり、様々なチャンスが花開いた1年でもありました。ぜひ、ご紹介した切り口を使い、2021年は新たな発想で、大きな収益源を創りあげましょう。
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