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税理士が教える飲食店経営のノウハウ ~複数行取引~

飲食店にとって金融機関から積極的な支援を受けられる関係を作ることは重要です。そこで今回は金融機関との関係を強化するのに役立つ複数行取引ついて説明します。

複数の金融機関と付き合うことが重要!?

埼玉で居酒屋を4店舗経営しているiさんは創業以来、地元にあるA信用金庫とのみ取引をしてきました。最近、A信用金庫の取引支店の支店長が変わったことは知っていましたが、今まで新店舗の出店の相談に好意的であった担当者から融資を断られてしまいました。

1つの金融機関のみから融資を受けている会社は、その金融機関にて支店長等の異動や合併・統合の金融再編などが発生した場合、融資方針が代わり、これまで受けられていた融資を受けられなくなったり、急に返済を迫られたりすることがあります。その場合、他の金融機関から新規に融資を受けようとしても、融資が断わられることが多くあります。銀行は今まで取引のない新規の会社よりも、今まで融資を実行して返済実績のある会社の方が融資を出しやすいためです。

早い段階で複数の金融機関から融資をうけておき、返済実績を作っておくと1つの金融機関から融資を受けられないときでも別の金融機関の選択肢を確保しておくことができ、融資の選択肢を広げることになるので、日本政策金融公庫を含め、最低でも3行以上の複数行取引をしていた方がよいでしょう。

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