過去の撤退店舗の借入により金融機関への毎月の返済額が大きい場合には、資金繰りを見直す必要があります。前回に引き続き金融機関への返済を一定期間減額するリスケジュールついて説明します。
金融機関への返済を減額するリスケジュールとは
リスケジュールとは、金融機関への借入金返済が苦しくなったときに、現状と今後の見通しから返済可能なスケジュールを考えて、既存の返済計画の見直しを行い、返済期間や金額の約定を変更することを言います。あくまで返済額を一時的に減額する緊急措置であり、借入金額そのものは減額するわけではありません。
原則として金融機関にはリスケジュールに応じる義務はないので、金融機関にリスケジュールに応じてもらうためには、応じた方が金融機関側にとって有利であることを納得してもらえるよう書面での説明資料の提出が必要となります。具体的には(ア)現預金フローを理解してもらうための資金繰り実績・予定表、(イ)収益力を向上させるための方策を盛り込んだ経営改善計画書または事業計画書、(ウ) 借入金をどのように返済していくのかを示す返済計画書などを交渉に際して提出することになります。リスケジュールをしても資金繰りが確保できない、経営改善計画書や事業計画書の実現可能性がないなどと判断された場合には、応じる意味がないとしてリスケジュールは難しくなります。



