『どんなときでも稼ぐ社長がやっている経営習慣36』(日経BP/小宮一慶 著)

まずは、読むと「おっしゃる通りです」と言いたくなる一冊。

「どんな状況でも経営には道理がある」ということなんだと思います。

それを習慣化する、ぶれない考えの元で決断し、行動に移すことの繰り返しが経営者にとって重要、ということですね。

著者によれば「どんなときでも」稼ぐことができる、ということですからぜひ身に着けたい経営スキル集である、と言えるかもしれません。

(苦境でも稼ぐ会社が必ずやっていること)

  • ・お金を追うな、仕事を追え
  • ・「良い仕事」が売り上げや利益を作る
  • ・数値目標より先に、お客さまが望むことの目標を設定する
  • ・目標達成の努力をおろそかにしない

(経営者がなかなかできていないこと)

  • ・機会の追求に時間を費やせ
  • ・ライバルの実力を謙虚に見よ
  • ・情報を知恵に変える

(顧客、社員に対して明日から始めること)

  • ・良い会社には、良いお客さまが続く
  • ・社員がわくわくする目標を立てる

『ビジネスマンの父より息子への30通の手紙』(新潮社/G・キングスレイ・ウォード 著/城山三郎 訳)

2冊目はずいぶん古い本になります。

1994年に出版されてベストセラーになりましたね。

当時20代だった私は、手にすることがありませんでしたが、それから長い年月が経ち、この本を手にする機会に恵まれました。

著者が会計士であることからも興味がわいたのかもしれません。

「人生とは」「幸福とは」から考えさせられる素晴らしい一冊です。

  • ・失敗の上に成功がある

苦しい時期を乗り越えられるかどうかが、勝者と敗者を分ける。

  • ・人は、失敗するたびに何かを学ぶ

競争に勝つのは、過去の競争から学んで、その教訓を活かす人である。

  • ・結婚を気軽に考えてはいけない

結婚は自らを投入する重大な投資。不幸な結婚が招く損失は計り知れない。

  • ・金持ちになると愚かになることが多い

賢い人は金持ちになれるが、投資に失敗したり、明日のことを考えて金を使ったりしてしまう。

  • ・他人の過ちから学べ

自分ですべての過ちを経験する時間はない。これを実践するには読書が不可欠である。

  • ・最善を尽くせば人生の意味は深まる

幸運な時も不運な時も、最善を尽くせば人生の意味は深まり、質の高い生涯を送ることができる。

  • ・幸福は、何かを成し遂げた時に得られる

何かを成し遂げるためには、自由意志による選択と態度、責任の受容と遂行、そして常に試みようとする不屈の精神が必要である