国税OB税理士が監修。公認会計士・税理士・会計事務所・企業経理担当、税金・会計に関わる“会計人”がいま必要な情報をお届けします!

KaikeiZine

注目キーワード

【儲けのしくみ】ビジネスモデル構築の極意 〜第32回「商品の要素分解」〜

新しい商品やサービスはいったい既存のものとどこが違うのか?
その違いと可能性を見つけ出す近道が「要素分解」です。
第32回【儲けのしくみ】ビジネスモデル構築の極意は、商品の要素分解についてご紹介します。

商品の要素分解とは

前回、「新商品」の項目でご紹介した「商品の要素分解」。
どのような商品であっても、ほとんどが次のような構成から成り立っています。

① 機能
その商品が持っている機能のことです。
例えば、自動車であれば、「運搬機能」。テレビなら「映像受信機能」といった具合です。

② 機構
その商品が持つ機能を果たすためのしくみのことです。
さきほどのテレビであれば、放送局からの電気信号を受信する部分と、受信した信号を音声と映像に変換し、ディスプレイに映し出す機能などがこれにあたります。

③ 形態
形やデザインのことです。
例えば、ノートパソコンであれば、ディスプレイ部分とキーボード部分の2面が持ち運びできるように折りたためる形になっています。

④ 付随機能
メインではない補助的な機能のことです。
例えば、折り畳み自転車。自転車としての機能である「走行(駆動)機能」とは別に、折りたたんで電車やバスなどで運ぶことができます。
メーカーが提供する保証などもこれにあたります。

⑤ 効果・効能
その商品が提供する効果のことです。
自転車であれば、徒歩よりも早く目的地に着けること。
スマートフォンなら、さまざまな情報が入手できる、ゲームができる、などです。

⑥ モジュール
②の機構を構成する部品や材料のことです。
例えば、衣料の素材。ハイテク素材と呼ばれるものから、環境にやさしいグリーンマテリ
アルと呼ばれるものまで多岐に渡ります。

「GREEN MATERIAL」/ゴールドウィン
https://corp.goldwin.co.jp/greenisgood/

なぜ、要素分解するのか

商品を構成する6つの要素をざっとご紹介しましたが、このように分解することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
冒頭でもご紹介したとおり、要素分解することで、その商品のどこに新しい商品を生み出すための「アレンジの可能性」があるか、を突き止めることができるからに他なりません。

続けて、具体例とともに3つのカテゴリーの商品を分解してみましょう。

1 2
ページ先頭へ