みなさまこんにちは。税理士試験を受験されたみなさま、お疲れさまでした!今年はコロナ、大雨など落ち着かない中での受験になったと思います。まずはここまで頑張ったご自身を労わってくださいね。
試験が終わった今の気持ちはどうでしょうか?「やりきったー!」という方もいれば、思うように力を出せずモヤモヤしている方もいらっしゃるかと思います。8月に受験して発表が12月というのも長いですよね。次の科目にいくべきか、もう一度これまでの科目をやるべきか悩むことも多いでしょう。そしてさらに、不合格が続くと「もうこの試験やめた方がいいんじゃないか…」という迷いが出てくることもあるかもしれません。もちろん、絶対に続けた方がいいというわけではないのですが、試験から10年以上たって私が思うのは「税理士試験は長くかかっても構わない」ということです。
ここで改めて、私の受験歴を振り返ると次のようになります。
1年目:簿記論 不合格×
2年目:簿記論、財務諸表論 不合格××
3年目:簿記論 合格〇
4年目:財務諸表論 合格〇
5年目:消費税法 不合格×(大学院入学)
6年目:消費税法 合格〇(大学院修了)
こうやって後から振り返れば、そんなに不合格続きというわけでもないように見えますが、2年目のダブル不合格だったときは堪えました…。この年、試験終了時すでに、多分ダメだと思ったので、「これから帰る」という電話、必死に涙をこらえましたが、話すとこらえきれずに泣いてしまいました。小さな子供に寂しい思いをさせて、家族にもたくさん迷惑をかけて、お金もたくさんかけて、それで合格ゼロ。いつになったら受かるんだろう?ずっと受からなかったらどうしよう?ここまで頑張ってきたけど、やめた方がいいのかもしれない…。私にしてはものすごく珍しいことに、食欲もなくなりました(ただし2日ほど)。
6年半の受験時代の中で、試験をやめようかなと迷ったのはこの年だけでした。結局、家族の励ましもあり続けることにし、その後一つずつ科目合格、大学院入学と続き、税理士になることができました。