税理士試験の発表がありました。合格された方、おめでとうございます!!不合格だった方は残念ですが、改めて科目選択に悩むこともあるかと思います。科目選択に唯一無二の正解はありませんが、私の体験談をお伝えしたいと思います。
先月の記事で、電子帳簿保存法改正について書きましたが、その後さらに改正があり、2年延長となりました。二転三転…混乱しますね。最新情報を常にキャッチしなくてはと思います。
さて、17日(金)は税理士試験の発表でした。私が初めて税理士試験のことを知ったとき、「受験から発表までなんで4ヶ月もかかるの―!!??」とびっくりしました。試験で鉛筆(シャーペン)が使えずボールペンのみというのと同じくらい驚きました。
試験が1年に1回しかないのも、受験生にとっては厳しい…、もっと早く発表してくれればいいのに、と思いましたが、受験生の数と、採点の大変さ(配点の采配なども)を考えると、それだけかかるのも仕方ないのかなと思うようになりました。ただ、それゆえ、試験後から発表までの期間の科目選択に迷いますし、試験結果によっては、また科目選択に悩むことになります。9月から新しい科目を受講していて不合格だった場合、9月からの新しい科目をそのまま続けるか、不合格だった科目に戻るべきか…。悩みますよね。
私自身の経験で言うと、合格した年は、次の科目に進んでいたのでそのままその科目でいけましたし、初めの簿記論不合格(試験1年目)と、消費税法不合格(試験5年目)のときは、合格発表を見るまでもなく「不合格だろうな」と思ってそのまま勉強を続けていたので、科目選択に悩むことはありませんでした。悩んだのは、2年目の簿記論・財務諸表論のダブル不合格だった年。この年、簿記論は大失敗をしたので不合格だなと思っていたのですが、財務諸表論はギリギリで、「合格しているかもしれない」と思ったのと、2年間会計科目を勉強していて飽きていたので、9月から所得税法を受講していました。所得税法を選んでいた理由は、専業主婦だった私にとって、法人税法よりなじみがある気がしたからです。会計科目しか勉強したことのない私にとって、初めての税法は、大変だけど楽しかった記憶があります。
さて、12月にいざ封筒を開けると、両方とも不合格…。簿記論は覚悟していましたし、財務諸表論ももしかしたらダメかもとは思っていたのですが、やはり悔しくて涙が出ました。せっかく所得税の勉強も楽しくなってきていたのに…。でも少しだけ悩んだものの、「やっぱりまずは簿記論に合格しないと」と思って、科目を簿記論に変更しました。
TACに科目変更の手続きに行ったとき、またまた悔しくて泣きそうになったのを覚えています。と同時に、「この悔しい気持ちを忘れないぞ!」と強く思いました。