確定申告書を手書きするのは大変ですが、国税庁「確定申告書等作成コーナー」ならラクに作成できます。今回、事例を通して国税庁ホームページでの申告書の作り方を見ていきましょう。

■国税庁のホームページで確定申告をするメリット3つ
国税庁のホームページには「確定申告書等作成コーナー(以下、『作成コーナー』)」があります。これは、所得税や贈与税の確定申告書を作成できるサイトです。給与所得の源泉徴収票や医療費の領収証から情報を入力すれと、カンタンに申告書や明細書を作成できます。
国税庁のホームページで作ると、次の3つのメリットがあります。
- ●メリット1:「e-taxで送信」「紙で提出」どちらも可能
【引用元】国税庁「確定申告書等作成コーナー」(税務署への提出方法の選択)を加工して作成
手書きの申告書は紙なので、提出は窓口か郵送に限られます。しかし、ホームページで作った申告書は、次のいずれも可能です。
- ・e-tax(申告内容をオンラインで税務署に送信)
- ・紙に印刷して税務署の窓口で提出
- ・紙に印刷して郵送で税務署に提出
- ●メリット2:データを使えば入力の手間を省ける
申告書や青色決算書、収支内訳書のデータは保存できます。「入力データの一時保存」というボタンを押せば「.data」という拡張子のファイルに変換されます。
「保存データを利用して作成」をクリックすると、この過去データが読み込まれます。結果、氏名などの入力を省略できるのです。
- ●メリット3:ミスを防げる
今の所得税の確定申告書は複雑です。申告書の「区分」欄が急増するなど、書く項目がたくさんあります。そのため手書きだとミスしがちです。
【参考】確定申告書の「区分」、何を書けばいいの?手書きの人向けに徹底解説!
しかし作成コーナーは自動的に判定してくれるので、抜け漏れがほとんどありません。