■ IPOファイナンスの有無の違い
また、前回も触れましたが、一般市場に上場する際には形式基準として設けられた「必要株主数」や「流通株式比率」等をクリアしなければいけません。このため一般市場に上場する企業は、上場時のファイナンス(資金調達)のタイミングで株主数や流通株式比率を増やす(=市場から資金を調達する)必要があります。これがいわゆるIPOファイナンスですね。
しかし株式市場や投資家からの高い評価が見込める企業でない場合には、上場時に計画通りのファイナンスができなくなります。このような企業は、結果として上場そのものができなくなってしまいます。
年間100社前後が一般市場に新規上場していますが、上場準備中の企業はそれよりはるかに多く存在します。数年の時間と大きなコストをかけて上場準備をしてもなかなか上場できない「浪人生」の企業はとても多いのです。一般市場への上場はかなり「狭き門」と言えますよね。
TPMの場合は、株主数や流通株式比率といった形式基準の設定はないため、上場時のファイナンスは任意です。このため株式市場での人気や評価に左右されることなく、実質基準を満たしていればスケジュール通りの上場が実現できます。
今年4月から施行される東証の新市場区分(プライム市場・スタンダード市場・グロース市場)への移行もあり、いま、一般市場とTPMを比較検討する企業が増えてきています。実際に、当社へのそういったご相談やお問い合わせも非常に多いです。TPMを経由すると、早いタイミングから上場のメリットを享受できるため、成長が加速するだけでなく、上場コストもすぐに回収できます。またTPM上場がマイルストーンの役割も果たすので、社員が息切れすることなく一般市場への上場を目指せます。
「まずはTPMに上場する。それからステップアップでスタンダード市場やグロース市場への上場を狙う」
こういった戦略が、これからの主流になってくるかもしれません。
日本M&Aセンターは、大手証券会社で公開引受業務や引受審査業務を行ってきたメンバーや、公認会計士・税理士、M&Aエキスパートなども在籍しています。TPMへの上場支援はもちろん、一般市場へのステップアップや、TPMでの継続した企業成長をお手伝いできる体制が整っています。
TPMへの上場をとおして47都道府県からスター企業を生み出し、真の地方創生に貢献することが私たちのミッションです。日本全国どこでも駆け付けます。是非、私たちと共に、TPMへの上場を目指してみませんか?
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