インサイトを反映した事例
インサイトを見事に押さえた事例を3つご紹介しましょう。
1. 「カップヌードルPRO 高たんぱく&低糖質 チリトマトヌードル」
https://www.nissin.com/jp/products/items/10957
カップラーメンには、「健康に良くない」というカテゴリーインサイトがあります。
(もちろん、美味しいですし、時折食べたくなります)
このインサイトを覆したのがその誕生から半世紀を誇るカップヌードル。
カップヌードルとしての美味しさはそのままに、栄養素を高めたことで、カップラーメンでも食事として価値があるというメッセージを提示しています。
2. 「エコベール」手に優しい食器用洗剤
食器洗い=手が荒れるもの。この認識を覆した洗剤です。
一般的な食器用洗剤に含まれる石油由来の界面活性剤は一切使わず、ミネラルを主成分に独自でつくられた植物由来の洗浄成分を使うことで、手肌への優しさを実現。手が荒れるというカテゴリーインサイトと合わせ、環境にも優しいという時代背景インサイトもクリアしています。
3. ペーパーグラスNスタ/おしゃれな老眼鏡
https://store.paperglass.jp/c/reading-glasses
老眼鏡にはあまりいいイメージがありません。
実際、いかにも老眼鏡というデザインが多く、見た目にも明らかにそれと分かってしまう違いがありました。
その印象を覆し、一般的なメガネと変わらない(むしろオシャレ)なデザインにしたのがこの商品。老眼鏡をかけることへの抵抗感を減らしてくれるのは言うまでもありません。
以上、インサイトについてご紹介しました。
人の気持ちを推し量ることは、現時点でAIが及ばない領域です。
人間にしかできないことです。
ぜひ、今ある商品やサービスについてどんなインサイトがそこにあるのか。どうすればその気持ちに応えられるのかを掘り下げてみてください。
とんでもない金鉱脈を掘り当ててしまうかもしれません。
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