事業再構築補助金:第6回公募で設けられた特別枠

第6回公募では、「回復・再生応援枠」や「グリーン成長枠」といった特別枠が新たに設けられています。これらの特別枠では、補助率や補助上限額の引き上げなどの優遇措置が取られています。

〇回復・再生応援枠
新型コロナウイルス感染症の影響で特に業況の厳しい事業者を対象にした特別枠です。申請するには、通常枠の売上高減少要件に加えて、次の要件も満たす必要があります。
・2021年10月以降のいずれかの月の売上高が対2020年または2019年同月比で30%以上減少していること。

  • 回復・再生応援枠では、補助上限額と補助率は次のようになります。
    〈補助上限額〉
    ・従業員数5人以下:100万円 ~500万円
    ・従業員数6~20人:100 万円~1000万円
    ・従業員数 21人以上:100 万円~1500万円
  • 〈補助率〉
    ・中小企業者:3/4
    ・中堅企業:2/3

このように、回復・再生応援枠では通常枠に比べて補助率が引き上げられています。一方で、補助上限額は通常枠よりも低くなっています。業績の回復に向けて、早急な取組みが必要な企業を支援するための制度といえるでしょう。なお、回復・再生応援枠で不採択になったとしても、通常枠で再審査されるという優遇措置も設けられています。

〇グリーン成長枠
地球温暖化に対応するため、国はカーボンニュートラルの実現に向けた「グリーン成長戦略」を掲げています。グリーン成長戦略では、成長が期待される14の重点分野において、カーボンニュートラルに関する目標が定められています。重点分野としては、次世代熱エネルギー、自動車・蓄電池、半導体・情報通信などが挙げられています。

事業再構築補助金のグリーン成長枠は、グリーン成長戦略に定める重点分野の課題解決に資する取組を対象とした特別枠です。

グリーン成長枠では、補助上限額と補助率は次のとおりです。

  • 〈補助上限額〉
    ・中小企業:100万円~1億円
    ・中堅企業:100 万円~1億5000万円
  • 〈補助率〉
    ・中小企業者:1/2
    ・中堅企業:1/3

このように、グリーン成長枠は、通常枠に比べて補助上限額がアップしています。ただし、補助率は通常枠より低くなります。カーボンニュートラルに関して、大規模な設備投資を行う取組を主に支援する制度と言えます。