相続税がかかるかどうかは国税庁で確認

国税庁のサイトやシートを利用すれば、相続税がかかるかどうかを確認できます。

まず、「相続税の申告要否判定コーナー」です。

法定相続人や財産額を入力すると判定できます。

【引用元】相続税の申告要否判定コーナー(国税庁)

次にセルフチェックシートです。

先ほどと違い、手計算になりますが、指示に従って書き込むと判定ができます。

【引用元】相続税の申告のセルフチェックシート(国税庁)

不安になったら確認しよう

TVや雑誌の特集を見ると、「生前贈与をしておかなければ」と気になるかもしれません。

それでも行動する前に、いったん相続税がかかるかどうかの確認をしましょう。

持っている財産が基礎控除額以下なら、生前贈与の必要はありません。

「孫にどうしても援助してあげたい」という事情なら話は別です。

しかし、相続税を減らす目的なら「しなくてもいい対策のために、わざわざ手元の財産を減らす」行為にしかなりません。

老後資金が十分ならいざ知らず、そうでないなら自分で自分の首をしめることになります。

不安をあおられたら、まずは自身の置かれた状況を冷静に分析しましょう。

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