事業再構築補助金の申請から受給までの流れ
事業再構築補助金の申請から受給までは以下のような流れです。
STEP 1 事前準備
事業再構築補助金を申請するためには、GビズID(https://gbiz-id.go.jp/top/)が必要となります。
あらかじめ取得しておきましょう。
また、同時に認定支援機関へも相談に行く必要があります。
STEP 2 公募開始
事業再構築補助金のポータルサイトに、ある日突然公募要領が掲載されます。
とはいえ、公募開始時期の目安はあらかじめ発表されることが多いので、その時期になったらこまめにサイトをチェックしておきましょう。
STEP 3 申請締切
公募開始から1~2カ月ほどで申請が締め切られます。
この間に、事業計画書や決算書等の必要な資料を準備し、GビズIDで電子申請システムにログインし、申請を行います。
計画書は、これまでお話した「事業再構築補助金を獲得するために重要なポイント」をしっかり押さえていただき、作成しましょう。
STEP 4 採択通知
申請締め切り後、事務局による審査が行われます。
その後、採択者には採択通知がされるとともに、事業再構築補助金のポータルサイトに採択者と計画概要が掲載されます。
STEP 5 交付申請・交付決定
採択者は見積書などを準備して交付申請を行い、これにより補助金の交付が決定します。
逆を言えば、採択されても交付申請をしなければ、補助金は交付されません。もう一息頑張りましょう。
STEP 6 補助事業期間
約1年間の補助事業期間が設けられ、この間に事業再構築に必要な設備投資等を行います。
交付決定後に補助事業実施場所を変更することなどは原則として認められませんので、注意が必要です。
その他、事業計画の軽微な変更であっても、必ず事務局に確認しながら進めましょう。
STEP 7 実績報告と確定検査
事業計画に基づく設備投資や購入物品等の納品・検収・支払等が完了したら、実績報告書を作成します。
その実績報告書の内容に基づき、確定検査が行われます。必要に応じて事務局が事業実施場所を訪問します。
STEP 8 補助金請求と支払い
確定検査の結果、実績報告の内容に問題がなければ、補助金額が確定され、通知されます。
補助金確定通知を受領後、補助金の精算払請求書を提出することで、補助金が支払われます。
STEP 9 事業化状況報告
補助事業の完了する日の属する年度の終了を初回として、以降5年間(つまり合計6回)に渡って、事業化状況報告、知的財産権等報告、事業化状況の実態把握調査票を提出します。
以上が、事業再構築補助金の申請から受給、状況報告までの流れになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
とくに、事業再構築補助金の申請から受給までの流れについては、間違った手順を踏んでしまうと補助金をもらえなくなってしまうこともありますので、迷ったら認定支援機関や補助金事務局に確認しながら進めることが重要です。
さて、次回はいよいよ連載最終回です。
具体的な活用事例の解説やよくある質問など、かゆいところに手が届く内容となっておりますので、是非ご覧いただければと思います!
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