国税庁は12月16日、平成28年度(第66回)税理士試験結果を発表した。それによると合格者数は過去10年をみたとき最も少ない756 人で、一部科目合格者を含む合格率は15.8%であった。
今年の税理士試験の5科目合格者数は過去10年をみたとき最も少ない756人で、前年度の合格者数835人より79人少なく、一部科目合格者を含む合格率は15.8%であった。
第66回税理士試験は、平成28年8月9日から平成28年8月11日に実施。今年の申込者数は昨年より3101人減の4万4044人で、実際の受験者数もついに3万5589人まで減った。
一部科目合格者を含む合格率は前年度18.1%と比べ2.3ポイント減の15.8%であった。
合格者756人のうち、男性は564人(74.6%)、女性は192人(25.4%)。一部科目合格者4882人のうち、男性は3557人(72.9%)、女性は1325人(27.1%)であった。
一部科目合格者を含む合格率を試験地別にみると、最多は「東京都」19.9%、次いで「香川県」17.9%、「大阪府」17.4%の順に多かった。
また、学歴別にみると、最多は「大学卒」22.0%、次いで「高校・旧中卒」18.1%、「専門学校卒」13.7%、「短大・旧専卒」10.0%、「その他」は32.2%であった。
年代別に合格率をみると、合格率が高い順に25歳以下は26.5%、26~30歳までは17.3%、31~35歳が17.1%と続いた。合格者数でみていくと41歳以上が最も多く1212人、30~35歳が1184人、25歳以下が1178人と続いた。
次回、平成29年度(第67回)税理士試験は、平成29年8月8日~8月10日を予定している。