長寿化社会に突入する中、老後にもらえる年金額が気になります。セカンドライフで豊かな生活を送るためには、ある程度の金額が必要です。この記事では、年収による年金受給額のシミュレーションを行います。

この記事の目次

年収別の年金受給額シミュレーション

この章では年収別の年金受給額をシミュレーションした金額について説明します。

なお、下記のシミュレーションにおいて老齢基礎年金は795,000円/年であるとします。

また、22歳から60歳まで働くとします。

老齢厚生年金(年間)は下記の式で簡易計算することができます。

老齢厚生年金(年間)=平均年収÷1,000,000円×5,500円×働き出してから辞めるまでの年数

あくまでこれは非常に複雑な老齢厚生年金の受取額の計算をより簡易に行うための計算式です。

受給額の予想を算出するためのもので、将来受け取る年金額を完全に正確に示すものではありません。

さらに、今後の年金制度の変更等によって、試算結果が異なる可能性があります。

より正確なシミュレーションを行いたい方は厚生労働省の公的年金シミュレーターをご利用ください。

年収400万円の会社員の年金受給額シミュレーション

老齢厚生年金(年間) 4,000,000円÷1,000,000円×5,500円×38年=836,000円
1年当たりの年金受給額 795,000円+836,000円=1,631,000円

年収600万円の会社員の年金受給額シミュレーション

老齢厚生年金(年間) 6,000,000円÷1,000,000円×5,500円×38年=1,254,000円
1年当たりの年金受給額 795,000円+1,254,000円=2,049,000円

年収800万円の会社員の年金受給額シミュレーション

老齢厚生年金(年間) 8,000,000円÷1,000,000円×5,500円×38年=1,672,000円
1年当たりの年金受給額 795,000円+1,672,000円=2,467,000円

自営業者

厚生年金に加入していない自営業者の年金は基礎年金のみです。

そのため、年収に関わらず以下の通りです。

1年当たりの年金受給額=795,000円/年

職業別の年金の種類と受給額

日本の年金は、一般的に3階建ての建物にたとえて表現されていますが、全ての人が3階分の年金を受け取るわけではありません。

年金は、職業によって種類が異なります。

例えば会社員または法人役員の場合、強制加入の年金が国民年金と厚生年金の2階建てになるため、1階分と2階分を合算した金額の年金を受給することができます。

国民年金

自営業者の場合、強制加入の年金は国民年金のみなので、基本的に1階部分のみの年金を受け取ることになります。

厚生年金

会社員または法人役員の場合、強制加入の年金が国民年金と厚生年金の2階建てになるため、1階分と2階分を合算した金額の年金を受給することができます。